楽天銀行スーパーローンの金利と返済する際の手数料・返済方法を調査
この記事で分かること
下限金利の安さが圧倒的
楽天銀行スーパーローン(カードローン)の金利(実質年率)について書くと、「下限金利が圧倒的に安い」というのが、第一の特徴といえます。楽天銀行スーパーローン(カードローン)の金利は「1.9%~14.5%」という数値ですが、この安い方の金利の「1.9%」を下限金利といいます。これがどのくらい大手の銀行カードローンの中で安いものなのか、それを説明していきます。
最高限度額800万円の銀行カードローンと比較
キャッシングの知識がある人だったらよく知っているでしょうが、下限金利は、最高借入枠が同じキャッシングで比較する必要があります。というのは、「実質年率(金利)は、借りれば借りるほど安くなっていく」もので「たくさん借りることが可能」な「最高限度額が大きいキャッシング先」の方が、下限金利では有利になるからです。
つまり、楽天銀行スーパーローン(カードローン)の下限金利が高金利か低金利か知るには「楽天銀行スーパーローン(カードローン)と同じく、最高限度額が800万円の銀行カードローン」で比較する必要があります。この最高借入枠に該当する銀行カードローンを、下限金利とセットで一覧にして行きましょう。
- 楽天銀行…1.9%(実質年率)
- 三井住友銀行…4.0%(実質年率)
- イオン銀行…3.8%(実質年率)
- オリックス銀行…1.7%(実質年率)
- ソニー銀行…2.5%(実質年率)
- じぶん銀行…2.4%(実質年率)
と、ざっとこのようになります。2番目に低金利な「じぶん銀行カードローン」でも2.4%ですから、1.9%の楽天銀行スーパーローン(カードローン)が、いかに抜きん出て低金利かわかるでしょう。
特に多くの人が一番低金利だろうと想像する、メガバンクの三井住友銀行カードローンは、下限金利ではなんと(この最高限度額のグループでは)一番高金利なんですね。下限金利は今から説明するように「ほとんどの人にとっては関係ない金利」なので別に問題ないのですが、「必ずしも最大手だから低金利とは限らない」ということに注意する必要があります。
下限金利が同じ横浜銀行と比較
続いて、今度は最高限度額を抜きにして「単純に下限金利が同じ」横浜銀行カードローンと比較してみましょう。横浜銀行カードローンも、楽天銀行スーパーローン(カードローン)と同様に「1.9%」という下限金利になっています。そして、それぞれの最高借入枠を一覧にすると下のようになります。
- 楽天銀行スーパーローン(カードローン)…800万円
- 横浜銀行カードローン…1000万円
これが何を意味するか、勘のいい方はキャッシングの知識がある人でなくても気づいたでしょう。あくまで単純計算ですが、下のように言えるわけです。
- 楽天銀行…800万円借りたら「1.9%」になる
- 横浜銀行…1000万円借りて初めて「1.9%」になる
こうして「1.9%になる条件」を比較すると(あくまで単純計算ですが)楽天銀行スーパーローン(カードローン)の方が、横浜銀行カードローンより早く1.9%に到達すると推測できるわけです。そのため下限金利が同じ横浜銀行カードローンと比較しても、楽天銀行スーパーローン(カードローン)は低金利ということができるわけですね。
下限金利はあまり関係ない?
ただ、少々水を差すようですが、実はほとんどの人のキャッシングにとって、下限金利というのは関係ないものなのです。上の楽天銀行・横浜銀行の比較を見てもわかったと思いますが「800万円借りたら」とか「1000万円キャッシングして」とか、普通の人にとっては別世界の高額キャッシングの時のみ、下限金利が適用されるわけですね。
多くの人は最高800万円どころかそもそも「100万円」すら、単一の借入先ではめったに借り入れできません。複数ローンの総額が100万円を超えるということはありますが、一つの銀行カードローン・消費者金融から100万円以上借りるというのは、相当難しいのです。
というわけで、100万円借りるだけでも難しいのだから、1000万円や最高800万円など、完全に「無関係の世界」なわけですね。なので、下限金利にはそれほどこだわる必要はありません。
(一応、楽天銀行スーパーローン(カードローン)の金利について、一番の強みなので紹介しました)
楽天銀行スーパーローン(カードローン)の返済方法
続いて、楽天銀行スーパーローン(カードローン)でお金を借りた後の返済方法について書いていきましょう。楽天銀行スーパーローン(カードローン)の返済方法の特徴は借入・返済とも手数料なしで使えるATMが多いということ。まずはこの点について詳しく説明します。
手数料無料の提携ATMが多い
楽天銀行スーパーローン(カードローン)は、通常の預金業務でも実店舗や自行ATMを持っていません。ではどうしているのかというと「三井住友銀行・みずほ銀行など、他の銀行のATMを間借りしている」わけですね。そして、カードローンの返済・借入でもそれをそのまま活かして、他行ATMを無料で使えるようにしているのです。つまり、「自社ATMがないという楽天銀行のデメリット・短所が、カードローンの借入・返済についてはむしろプラスになっている」ということなんですね。
具体的にどの銀行の提携ATMで手数料なしになるのかというと、下の通りです。
- みずほ銀行
- セブン銀行
- 三井住友銀行
- イオン銀行
これらの提携銀行ATMであれば、楽天銀行スーパーローン(カードローン)の借入・返済がどちらも手数料なしで使える…というシステムになっています。また、提携コンビニATMもほぼ全部、大手でも中小でも無料で借入・返済できるということで、この提携コンビニATMのネットワークも入れたら「日本全国どこにいても、楽天銀行スーパーローン(カードローン)の返済・借入ができる」と考えていいでしょう。
オンラインバンキングでの借入・返済が便利
楽天銀行はもともとネット専業銀行なので、オンラインバンキング・ネットバンキングでの返済や借り入れは非常にやりやすくなっています。楽天銀行の口座を持っている人なら、借入・返済ともに24時間365日手数料無料ですぐに借入・返済できるというシステムです。
オンラインバンキングを使ったことがないという方は、ぜひこの機会に登録して覚えるといいでしょう。Pay-easy(ペイジー)という決済システムを使えば、税金などの支払いもネットバンキングでできるので、非常に便利です。(そのPay-easyを使うためにも、楽天銀行などのオンラインバンキングが必要なので、早めに登録しておくのがいいでしょう。)
特に小まめな臨時返済をしやすい銀行
このようなネットバンキング・ATMでの返済がやりやすいことから、楽天銀行スーパーローン(カードローン)は特に「小まめな臨時返済をしやすい銀行カードローン」ということができます。言うまでもなく、キャッシングというのは小まめに返済する方が、最終的な利子総額が少額になって、より有利になります。
特に途中で借入残高が減っていくと、完済というゴールが明確に見えるので、完済へのモチベーションがさらに上がっていきます。もともとの任意返済・臨時返済のしやすさに加えて、このように利用者本人のモチベーションまで上がったら、さらに完済しやすくなることは言うまでもないでしょう。
なお、その他の返済方法も一覧にすると、楽天銀行スーパーローン(カードローン)の場合、下のようになります。
- 銀行振込
- 口座引落
という2通りですね。銀行振込というのは、ATM返済とは違って「返済先の銀行名・支店名・口座番号・口座名義」などをすべて入力する必要があります。ATM返済の場合、これらは最初からカードにインプットされているので、入力する必要がないんですね。
もう一つの「口座振替」については、携帯電話の料金などの支払とまったく同じです。毎月決まった日に、銀行口座から引き落とす…というやり方ですね。これは毎月決まった日にやるものなので「約定返済」といいます。読みは「やくじょうへんさい」、「約束で定まった返済」ということですね。
これに対して、ATMなどで「約定返済とは別に、自主的にする」返済のことを「任意返済」と言います。任意=自由に返済する、ということですね。その他、任意返済については下のような呼び方もあります。(臨時返済についてはすでに使っていますが)
- 追加返済
- 一部繰り上げ返済
- 途中返済
- 自由返済
などなど。名前をつけようと思えば誰でも、いくらでもつけられますが、一応このような呼び方で呼ばれることもありますし、これらの「自由」「途中」などのキーワードで、任意返済について知ろうとしている方もいると思うので、こうして一覧にさせていただきました。
金利面で、楽天銀行以外のおすすめは?
序盤では、楽天銀行スーパーローン(カードローン)の下限金利の安さについて語ってきましたが、ここからは楽天銀行スーパーローン(カードローン)以外の銀行カードローンや消費者金融で、金利・利息面でおすすめなキャッシング先を書いていきましょう。特に低金利でお金を借りたいと思っている方は、参考にしていただけたら幸いです。
短期間なら、実は消費者金融
かなり意外だと思いますが、実は短期間のキャッシングだったら、低利息なのは銀行カードローンではなく消費者金融なsのです。すべての消費者金融というわけではありませんが、30日間無利息でキャッシングすることができるアコム・プロミス・アイフルについては、最初の5ヶ月は銀行カードローンよりも低利息となっています。
もちろん、銀行カードローンと言ってもいろいろ金利が違いますが、一番標準的な「14.5%~14.6%」という実質年率(金利)の銀行カードローンと比較した場合…ということです。たとえば三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」や三井住友銀行カードローンなどがこれに該当しますが、これらの銀行カードローンと比較すると、最初の5ヶ月程度、プロミス・アコム・アイフルの方が利子総額が小さくなるわけですね。
たとえば10万円キャッシングしたとすると、銀行カードローンの最初の1ヶ月の利息は「約1200円」です。一方、アイフル・プロミス・アコムは「0円」。これで「1200円のリード」になるわけですね。
その後は、プロミス・アコム・アイフルは「月約1500円」の利息になるので、銀行カードローンの方が、毎月300円ずつ利息差を縮めていくという流れになります。単純計算で「4ヶ月」で追いつくわけですが、これに最初の1ヶ月をプラスして「5ヶ月」ということですね。
このような利息シミュレーションから、「最初の5ヶ月程度で完済する自信がある人は、銀行カードローンよりもプロミス・アイフル・アコムで申し込んだ方がいい」ということが言えます。
(なお、ノーローン・SMBCモビットについては「30日間無利息で借りる」ことはできないので、あくまでプロミス・アイフル・アコム限定のメリットとなります)
*また、プロミスで30日間無利息のサービスを利用するためには、メールアドレス・WEB明細利用の登録が必要になっています。
銀行ならソニー銀行・イオン銀行
消費者金融ではなく、銀行カードローンでお金を借りたいという場合にはどこが低利息になるか。これはソニー銀行カードローン・イオン銀行カードローンBIGです。上限金利が13.8%と非常に低金利で、一般的な銀行カードローンの上限金利の14.5%よりも、0.7%も低金利になっているというのが特徴です。
上限金利というのは「100万円未満のキャッシングで適用される金利」なので、多くの人がお金を借りる時にはこの上限金利が適用されるわけです。なので「一番低金利な銀行カードローンで借りたい」となったら「上限金利が安い銀行カードローン」を選ぶべきなんですね。
そのため、同じではこのソニー銀行・イオン銀行の2つの銀行カードローンがおすすめ…ということです。
新生銀行カードローン レイクもおすすめ
金利・利息面では、新生銀行カードローン レイクもおすすめできます。レイクは実質年率(金利)は消費者金融と同じレベルなのですが、30日間無利息と5万円まで180日間無利息という、2種類の無利息サービスが利用できるためです。30日間無利息で借りると銀行カードローンよりも利子総額が安くなる…というのは先に書いた通りです。
そしてさらに、新生銀行カードローン レイクの場合は「5万円まで180日間無利息」というシステムもあるので、借入総額が5万円前後の少額であれば、これを利用することで、最長半年も無利息にできます。(5万円をオーバーしている分だけ、利息を払う必要がありますが、微々たるものです。1万円あたり、1ヶ月150円の利息ですからね)
「30日間無利息と5万円まで180日間無利息は、併用はできない」という点に注意が必要ですが、併用できなくても「選択肢が、アコム・アイフル・プロミスより多い」という点で、無利息サービスについては新生銀行カードローン レイクがトップに立っている…と言っていいでしょう。
楽天銀行スーパーローン(カードローン)の金利・返済方法・手数料、まとめ
以上、他の消費者金融・銀行カードローンとの比較も絡めながら、楽天銀行スーパーローン(カードローン)の実質年率(金利)、返済方法や手数料などについてまとめてきました。上に書いた通り、下限金利が適用されるような高額借入ができる人はそうそういないので、楽天銀行スーパーローン(カードローン)の下限金利の安さが生きる場面は、なかなかないかも知れません。
しかし、上限金利も大手の銀行カードローンの平均レベルで、消費者金融よりかなり低金利ですし、ATM返済の利用手数料も無料の提携ATMが多く、ネットバンキングの借入・返済もしやすいということで、総合的に見て、非常に使い勝手のいい銀行カードローンであるといえます。低金利で利用しやすいキャッシングを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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