専業主婦のキャッシングの審査のポイントって何?借りるのは難しい?

専業主婦のためのキャッシングナビ

2017.07.04

家計簿をつける主婦の女性

銀行カードローンなら借入可能

家庭に入っている女性のキャッシングの審査のポイントとして、真っ先に知っておくべきことは、銀行カードローンなら借入可能で、大手の消費者金融では融資不可ということ。つまり、新生銀行カードローン レイクなどは借入可能ですが、プロミス・アコム・アイフル・SMBCモビットなどはキャッシング不可…ということですね。

一番申し込みやすい銀行カードローンは

このように「銀行カードローンであれば、家庭に入っている女性でも借入可能」なのですが、その中でも特に申し込みやすい銀行カードローンはどこか。これは必要書類の少なさでいえば、楽天銀行スーパーローン(カードローン)・横浜銀行カードローンといえます。あくまで評判・体験談からそう思われるということで、参考程度にしていただきたいですが、「横浜銀行・楽天銀行は、自分の本人確認書類を提出するだけで借りられる」という口コミ・評判が多いからです。

つまり、他の銀行カードローンの専業主婦の審査で必要になる「婚姻関係の証明書」が不要ということですね。婚姻関係の証明書というのは「戸籍抄本・戸籍謄本・住民票」などの書類です。他にも、銀行カードローンによっては「配偶者の同意書(夫・旦那の同意書)」も必要になります。

配偶者の同意書が必要ということは、そのキャッシングが確実に夫・旦那にバレるということなので、多くの専業主婦にとっては「事実上借入不可」ということになります。

なので、そのような銀行カードローンは借りにくい部類に入るでしょう。逆にそうでない銀行カードローンはどこも、大体申し込みやすいということです。(中でも特に楽天銀行・横浜銀行、ということですね。)

メインバンクだと審査に申し込みやすくなる?

メインバンクというのは、日常使っている銀行のこと。そうした銀行が提供するカードローンであれば、審査に申し込みやすくなると言われています。

これはキャッシングの世界で公式に認められているわけではありませんが、ほぼ事実と考えていいでしょう。理由は下の通りです。

  • 口座の利用実績を見れば、その人の経済力がわかる
  • 口座のお金の出入りを見れば、架空の人間でないことはわかる
  • 顧客として確保しておけば、住宅ローンなども今後借りてくれる可能性がある

「口座の利用実績・履歴を見る」という点については、実際に見ているかどうかはわかりません。「銀行口座の利用実績は、一種のプライバシーである」という考え方もあるでしょう。

ただ、銀行カードローンの審査だったら「その人の銀行口座の利用実績」という「一番審査に役立つ情報」が手元にあるわけですから、銀行という金融機関が、それを使わないということはありえないと思います。

また、3つ目の理由については「日頃のご愛顧に感謝する」という意味合いもあるでしょう。もちろん、企業である以上「ただの感謝」だけではやっていけませんが、それでもそうして自行の利用者がお金が必要な時に、キャッシングなどで手助けしていれば、住宅ローンや自動車ローンなども組んでもらいやすくなる…というのは確かです。そうしたこともあって、メインバンクだと比較的審査に申し込みやすくなる…ということはあり得ます。

クレジットヒストリーも重要

クレジットヒストリーというのは借入・返済の履歴のことです。これまでその人のキャッシングやクレジットカードの利用について、下のようなことが記録されています。

  • いつ利用を開始したか
  • 現時点の借入残高はいくらか
  • 返済の延滞・滞納はあったか
  • 債務整理などの重大な返済事故はあったか

記録されている場所は「個人信用情報機関」という組織で、JICC・CIC・KSCという3つの組織です。ここで「返済事故」(異動情報・事故情報)が記録されていると、それがいわゆるブラックリストになるわけですが、逆に「ずっと予定通りの返済を続けている」という場合、「ホワイト情報」と呼ばれ、何も借り入れの履歴・経験がない人より高い評価されます。(実際に借りて返済できるということが、証明されているわけですからね)

収入の多寡で勝負できない専業主婦にとって、このクレジットヒストリーというのは、キャッシングの審査の中で特に重要なポイントの一つとなります。

消費者金融で借りるのは難しい?

自分の収入がない女性は、消費者金融で借りるのは非常に難しくなっています。キャッシングの知識がある人だと「難しいのではなく、完全に借入不可では?」と思うかも知れませんが、実は消費者金融でも一応、専業主婦がキャッシングすることはできるのです。

大手の消費者金融では借入不可

これは冒頭にも書いた通りですが、プロミス・アイフル・SMBCモビット・ノーローンなどの大手の消費者金融では、専業主婦はキャッシングできません。一般的に消費者金融と言ったらこれらの大手のことなので、「これらの大手のキャッシングブランドで借入不可=専業主婦は消費者金融では借りられない」となるわけですね。

ただ、あくまで大手の消費者金融は、自主的な基準でそうしているというだけであって、法律的には消費者金融でも家庭に入っている女性に対して融資していいのです。

中小業者なら借りられるが、審査が厳しい

法的には「配偶者貸付」というシステムが貸金業法の中にあって、それを活用すれば中小の消費者金融で専業主婦がキャッシングすることは可能です。実際、特にレディースローン(レディースキャッシング)の中小業者だと、家庭に入っている女性でも借入可能となっています。

ただ、これは必ず低金利の少数派で、やはり中小の消費者金融でもほとんどは自分の収入がない女性に対して貸し付けをしていません。また、配偶者貸付の規則では、借り入れのためには提出書類として「夫・旦那の同意書」が必要なので、必ず夫バレ・旦那バレしてしまうということになります。

これも先に書いた通りですが、夫バレ・旦那バレして平気な専業主婦はいないはずなので、このような配偶者貸付のシステムを採用している中小の消費者金融でも、やはり家庭に入っている女性がお金を借りるのは難しい…と考えていいでしょう。

信販系ならキャッシング可能?

カードローンの情報サイトにはyこう「信販系の消費者金融だったら、家庭に入っている女性でも借入可能」と書かれていますが、これも上の中小の消費者金融と同じ理由です。つまり「配偶者貸付によって融資する」ということです。これだと「法律的には借りられるけど、事実上借りるのはかなり難しい」というのは、上に書いた通りです。

ちなみに、信販系というのはクレジット会社のことです。普段はクレジットカードや分割払いの管理をしている会社が、キャッシングも提供するということですね。少々特殊なケースというかマイナーな借り入れ先ですが、一応そのような信販系の消費者金融であれば、確かに家庭に入っている女性でも「法律的には」借りることができます。

貸金業法の「配偶者貸付」について

ここまで何度か登場している配偶者貸付というルールですが、家庭に入っている女性のキャッシングを理解する上では特に重要なポイントなので、この配偶者貸付について、詳しく解説していきましょう。

夫婦の年収の3分の1まで借入可能

配偶者貸付のシステムを簡単に書くと、下のようになります。

  • まず夫婦の年収を合算する
  • その3分の1まで融資してOK

つまり、配偶者貸付は必ずしも「専業主婦のためのルール」ではないんですね。ほとんどは専業主婦のためのシステムですが、男性が利用してもいいし、夫婦の合意で、世帯として借りたい金額を増やすために使うという方法もあるのです。

たとえば生活費の足りない夫婦が、借入枠を増やすために、二人の年収を合算して最高限度額を増やす…という方法もありなんですね。もちろん、借り入れに頼って生活するというのはおすすめできませんが、それでも配偶者貸付というシステムを使えば、一応それも可能ということです。

そして、実際にはそのように「夫婦が話し合って借金する」ということはめったになく、「専業主婦が、夫・旦那に内緒で借りる」ことの方が多いため、「配偶者貸付=専業主婦のためのシステム」となっているわけです。

消費者金融で配偶者貸付がダメな理由

この配偶者貸付が大手の消費者金融で適用されない理由は、箇条書きすると下のようになります。

  • 配偶者の同意書が必要で夫バレ・旦那バレするので、専業主婦はあまり利用しない
  • コストを投じて配偶者の同意書をチェックする態勢を整えても、利益につながらない
  • また、家庭に入っている女性に対して融資するのは、破産者を増やすリスクがある

ということです。つまり、経営面と社会的な意義の両方から考えて、大手の消費者金融が自分の収入がない女性に対して融資する理由というのは、あまりないわけですね。わざわざ家庭に入っている女性に融資しなくても、自分の収入がある人が男女ともにひっきりなしにお金を借りに来ますから、特に専業主婦という層にこだわる必要はないのです。

また、3つ目にも書いた通り、やはり家庭に入っている女性でもニートの方、あるいは求職中の方でも、自分の収入がない人に対して融資するというのは、破産者を増やす原因になるわけです。借入超過者・多重債務者を出さないというのは、大手の消費者金融にとって重要な使命の一つですから、それを守るためにも、家庭に入っている女性には融資をしていない…ということなんですね。

配偶者貸付の注意点

配偶者貸付の注意点・ポイントとして最重要なものは夫・旦那が妻に内緒でキャッシングをしていたら、配偶者貸付を利用できない事があるということ。配偶者貸付自体はこれでもOKなのですが、要は「夫・旦那の借り入れで、夫・旦那の年収の3分の1まですでに達してしまっている」ということですね。これだと「夫婦の年収の3分の1まで借入可能」という配偶者貸付の基準を満たせなくなるので、借り入れができないということです。

もし、自分のクレジットヒストリーなどに特に問題がなく、審査落ちする理由がわからないという時は、専業主婦に内緒で夫・旦那が借り入れをしている…という可能性もあります。その場合は必要であれば、さりげなく夫・旦那が借金をしていないかどうか調べることをおすすめします。

(たまにとんでもない金額の借金を隠していて、それがわかった時にはどうしようもなくなり、離婚する…というようなケースもありますから。早めに手を打つというのは大事なことです)

家庭に入っている女性のキャッシングの審査のポイント・まとめ

以上、専業主婦の借入審査のポイントや注意点に関してまとめてきました。最後にポイントを箇条書きしていきます。

  • 大手の消費者金融では借入不可だが、銀行カードローンなら借入可能
  • 日常使っている銀行が特に審査に申し込みやすくなることがある
  • 中小の消費者金融なら配偶者貸付で借入可能なこともあるが難しい
  • 夫・旦那の借り入れがあると、配偶者貸付が利用できないことも

…というのが専業主婦のカードローンの審査のポイントです。これからお金を借りたいと思っている専業主婦々は、参考にしていただけたら幸いです。

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