横浜銀行カードローンの金利は低い高い?返済手数料も含めて大調査!
この記事で分かること
横浜銀行カードローンの下限金利は業界最安
横浜銀行カードローンの下限金利は1.9%。これは、全ての大手の消費者金融・銀行カードローンの中で、楽天銀行スーパーローン(カードローン)と並んで最安となっています。ここでは、この下限金利も含めて、横浜銀行カードローンの金利について語っていきます。
下限金利1.9%は、楽天銀行と同じ
上に書いた通り、この1.9%という下限金利は、楽天銀行スーパーローン(カードローン)と同じです。楽天銀行スーパーローン(カードローン)は実質年率(金利)や限度額がここ数年で何度か変更になっていますし、臨時で初回30日間無利息のサービスが導入されたりすることもあったので、今後も変更があるかも知れません。
ただ、この記事の執筆時点(2016年11月時点)では、横浜銀行カードローンと楽天銀行スーパーローン(カードローン)の下限金利は両方とも1.9%で、同じ金利水準となっています。
カードローン・消費者金融・キャッシングの知識がある人だと「楽天銀行スーパーローン(カードローン)の方が、最高限度額が800万円で少額だから、それで下限金利が同じなら、楽天銀行スーパーローン(カードローン)の方が低金利ということでは?」と思うかも知れません。この指摘はもっともです。
ただ、そもそも「800万円にしても1000万円(横浜銀行カードローンの最高限度額)にしても、ほとんど借りる人はいないし、そもそも下限金利の比較自体が不毛」という指摘も成り立ちます。
何はともあれ、ほとんどの人にとってはあまり関係ない下限金利という数値ですが、中には高額所得者で800万円・という高額借入をできる人もあるでしょう。そのような方にとって、横浜銀行カードローンや楽天銀行スーパーローン(カードローン)のような下限金利が安い銀行カードローンは、より低利息でキャッシングができる可能性が高い…ということです。
最高限度額1000万円も最大レベル
上でも少し触れましたが、横浜銀行カードローンの最高借入枠は1000万円となっています。これは下の2つの銀行カードローンと並んで、大手の銀行カードローンでは最大級の最高限度額となっています。
- みずほ銀行カードローン
- ジャパンネット銀行カードローン
もちろん、これも先に書いた通り「1000万円までキャッシングができる人自体、日本にほとんどいない」というのは確かです。なので「あまり自分のキャッシングには関係ない」と感じる人もいるかも知れません。
ただ、銀行カードローンで返済計画の再編をする時は、普通のキャッシングをそのまま適用するので、特に返済計画の再編・借入先の変更をする人にとって最大限度額が高額であるということはメリットがあるのです。消費者金融のように返済計画の再編専用のコース・プランが用意されているわけではないですからね。
限度枠1000万円の銀行カードローンと比較すると?
横浜銀行カードローンと同じく、最大極度額が1000万円となっている銀行カードローンと比較すると、横浜銀行カードローンの下限金利はどうなのか。1000万円クラスの銀行カードローンだけで、下限金利を一覧にすると下のようになります。
- 横浜銀行…1.9%(実質年率)
- みずほ銀行…3.5%(実質年率)
- ジャパンネット銀行…2.5%(実質年率)
というように、最大与信枠1000万円の大手の銀行カードローンの中では、横浜銀行カードローンの下限金利が一番安いという比較結果になるわけですね。この点からも、横浜銀行カードローンの金利水準が大手の銀行カードローンの中全体で見ても、かなり低い水準にある…ということがわかるでしょう。(低い水準というと悪い単語のように見えますが、金利(実質年率)の話をしているわけですから、当然これはメリット・長所と指摘できます)
なお、ここまでは横浜銀行カードローンの下限金利について話してきましたが、「上限金利はどうなのか?」というご指摘もあるでしょう。横浜銀行カードローンの上限金利は「14.6%」という数値で銀行カードローンのスタンダードな上限金利となっています。
参考までに、横浜銀行カードローンと同レベルの上限金利の銀行カードローンを一覧にしてみましょう。
- 三井住友銀行…14.5%(実質年率)
- 楽天銀行…14.5%(実質年率)
- 静岡銀行…14.5%(実質年率)
- 千葉銀行…14.8%(実質年率)
という風です。このように、ほとんどの銀行カードローンの上限金利は、横浜銀行カードローンと同じレベル…ということですね。100万円未満の一般的なキャッシングではほとんどの場合、上限金利が適用されるので、多くの人にとってはこの上限金利の数値が一番参考になるかと思います。
横浜銀行カードローンに無利息期間はある?
初回30日間無利息などの無利息キャッシングは、横浜銀行カードローンのサービスでも利用できるのか。結論を書くとできません。横浜銀行カードローンだけが無利息期間に対して厳しいわけではなく、基本的に銀行カードローンは、ほとんど無利息期間を持っていないのです。ただ、例外もあるので、それら例外的な銀行カードローンについて説明していきます。
無利息期間なら新生銀行カードローン レイクがおすすめ
無利息キャッシングを利用してお金を借りたいということであれば、新生銀行カードローン レイクを利用するのがおすすめです。初回30日間無利息だけではなく、5万円まで180日間無利息という独特の無利息サービスも持っているからです。
この2種類の新生銀行カードローン レイクの無利息サービスは、併用することはできません。キャッシング・カードローンの情報サイトではよく「併用できるので、一番有利」と書かれていますが、昔はわからないものの、この記事の執筆時点(2016年11月)では併用はできないというルール(仕組み)になっています。
しかし、併用はできないにしても、たとえば5万円前後の少額借り入れだったら「5万円まで180日間無利息」を利用して、そうでない高額の借り入れの場合は初回30日間無利息を利用する…というような使い分けができるというのが、新生銀行カードローン レイクのメリットです。このような使い分けは、初回30日間無利息を提供しているアコム・アイフルなどの他のキャッシングブランドでもできないことなので、この点は大きなメリットということができるでしょう。
しずぎんカードローン・セレカも無利息期間が充実
しずぎんカードローン・セレカも、新生銀行カードローン レイクに次いで無利息サービスが充実している銀行カードローンです。最大45日間利息キャッシュバックというサービスですが、45日という日数を見てわかる通り、初回30日間無利息よりさらに大幅に利息をカットすることができます。
ただ「最大」という部分が気になる方もいるでしょうが、「最少だと15日になってしまう」というリスクもあります。リスクというのも大げさかも知れませんが、要は「15日から45日」という期間で揺れ動くようになっているわけですね。
この点は、静岡銀行カードローン「セレカ」に審査の申し込みをするタイミングによって変わるのですが、「誰でも、無利息サービスのためにキャッシングをするのではなく、自分が借りたいタイミングで借りる」ものなので、事実上、静岡銀行カードローン「セレカ」の無利息期間がどのくらいの日数になるか、自分で決めることはできないのです。
(繰り返しますが、タイミングを見計らって借りれば45日になります。しかし、そんな人は当然いるわけがないですからね。)
ということで、期間としては最長になる可能性があるものの、使い勝手という点では、新生銀行カードローン レイクのように「初回30日間無利息」で借り入れができて、しかも「5万円まで180日間無利息」という選択肢もある…というのが最強かも知れません。
その他の銀行カードローンは、無利息期間は少ない
その他の銀行カードローンについては、無利息サービスは基本的にないと思って下さい。オリックス銀行カードローン楽天銀行スーパーローン(カードローン)が期間限定で採用していたことはありますし、その他の銀行カードローンについても、特に地方銀行のカードローンなどが、単発で初回30日間無利息などのキャンペーンを展開しているようです。(トマト銀行などがあります)
しかし、やはり単発あるいは期間限定ですし、新生銀行カードローン レイク・静岡銀行カードローン「セレカ」のように常設しているという銀行カードローンはありません。また、今後もしばらくは出ないと思われます。
ということで、無利息キャッシングができないのは横浜銀行カードローンだけではなく、ほとんどの銀行のキャッシングデコ注意する事実…という風に認識して下さい。
横浜銀行カードローンの返済方法・手数料
ここまでは横浜銀行カードローンの金利(実質年率)についてまとめてきましたが、ここからは返済方法・手数料について解説していきましょう。当たり前ですが、一番の低利息を実現する方法は「早期返済する」ということです。その早期返済を実現するために必要なことが返済方法や手数料についての話なので、これは実質年率(金利)についての話題とほぼ共通する内容と考えて下さい。
口座引落とATM返済が基本
ほんの少しでも金融・カードローンについての知識がある人であればわかるでしょうが、横浜銀行カードローンでもどこでもキャッシングの返済方法の基本は、下の2通りです。
- 口座引落
- ATM返済
返済の種別で書くと、下のように分類もできます。
- 定期返済…口座振替
- 臨時返済…ATM返済
ということですね。定期返済は専門用語で約定返済(やくじょうへんさい)といいますが、クレジットカードの利用残高の引き落とし、携帯電話の支払い、電気代・ガス代などの公共料金の支払い…というように、多くの人が日頃からキャッシングとは関係なく口座引落による支払いを経験しているはずです。それと同じ支払方法が、銀行カードローン・消費者金融でも一般的に採用されているわけですね。
定期返済・約定返済としてはそのような方法(口座引落)が主流で、それとは別に余裕資金ができた時の臨時返済・任意返済のために、ATM返済というやり方が用意されている…ということですね。
ATM返済と銀行振込の違い
ATM返済以外の任意返済・臨時返済の一般的なやり方として「銀行振込」もあります。「銀行振込での返済とATM返済は、どう違うのか」と疑問に思う人もいるでしょう。これは、銀行振込での返済だと、振り込み先の銀行名・口座名義・支店名などをすべて自分で入力しなければいけないという点が違います。つまり、普通の通販の時などの買い物の支払いと同様に、銀行振込のために必要な情報を、ATMの画面で打ち込む…ということですね。
一方、ATM返済とはどのようなやり方かというと、箇条書きで説明すると下のようになります。
- 提携コンビニATM・提携銀行ATMにローンカードを差し込む
- カードローンのメニューが起動される
- 借入・返済・残高照会などのメニューを選ぶ
- 金額を入力する
- 返済なら、その金額のお札を投入口に入れる
ということです。振り込み先の口座情報を入力しなくていい…という点が最大の違いになるわけですね。言うまでもなく、口座情報を入力しなくていい方が圧倒的に楽です。返済にかかる作業が楽ということは、それだけ早期返済(臨時返済)がしやすくなる…ということですから。最終的な利子総額を減らす上でも、必ずプラスになります。
横浜銀行カードローンの場合は、銀行ということで、単純なローンカードではなく、キャッシュカードになるわけですが、見た目がキャッシュカードの方がカードローンを利用しているということも家族や嫁・妻・夫・旦那などにバレなくていいですし、これはメリット・長所と考えていいでしょう。
横浜銀行カードローンの返済手数料は?
横浜銀行カードローンの返済手数料は、口座引落の場合は無料です。(横浜銀行の口座から引き落とす場合)
そして、ATM返済の場合は、横浜銀行ATMだったらATM利用手数料なし、その他のATMはすべて利用手数料がかかるという風になっています。つまり、提携銀行のATMや提携コンビニATMは、横浜銀行カードローンの場合、すべてATM利用手数料が発生する・生じる…ということですね。
この点では、他の銀行カードローンより多少不利になっています。たとえば楽天銀行スーパーローン(カードローン)だったら、下の提携銀行のATMが手数料なしで使えるからです。
- セブン銀行
- イオン銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
楽天銀行スーパーローン(カードローン)は「返済だけだったらATM利用手数料無料」という提携銀行ATMが非常に多く、マイナーな地方銀行でも多数あります。たとえば北都銀行・愛知銀行・名古屋銀行…といような地方銀行です。
(その他、すべての信用金庫で共通して使えるしんきんバンクのATMも返済手数料無料…となっています)
また、提携コンビニATMもすべて借入・返済ともに無料で使える…という条件になっています。こうした条件の楽天銀行スーパーローン(カードローン)と比較すると、少々横浜銀行カードローンのATM利用手数料に関するサービスは不便…と感じる人もいるかも知れません。
しかし、横浜銀行のユーザーにとってはむしろ「横浜銀行ATMで無料になる」という方が便利ですし、給与振込先や、各種の引落口座を横浜銀行に設定しているという人の場合は、楽天銀行スーパーローン(カードローン)より横浜銀行カードローンの方が便利なのです。
要は、返済手数料の設定にしても横浜銀行カードローンは基本的に「すでに横浜銀行を利用していて、しかもメインバンクにしている」という方向けなんですね。そうした方にとっては、返済方法やATM利用手数料の面でもメリットがある銀行カードローン…ということができます。
横浜銀行カードローンの金利・手数料、まとめ
以上、横浜銀行カードローンの金利(実質年率)や返済方法、そしてそれにまつわる手数料などについて解説してきました。楽天銀行スーパーローン(カードローン)との比較などが多くなりましたが、最後に要点を説明していきましょう。
- 横浜銀行カードローンの金利(実質年率)は「1.9%~14.6%」である
- 下限金利の1.9%は、楽天銀行スーパーローン(カードローン)と並んで最安
- 返済方法は口座振替かATM返済が基本
- ATM利用手数料は、横浜銀行ATMで時間内だと無料(時間外は有料)
- 横浜銀行カードローンは、横浜銀行をメインバンクにしている人向け
以上が、この記事の結論・まとめになります。特に神奈川県・東京都・群馬県に住んでいる方々など、横浜銀行カードローンを利用する条件に合致している方は、ぜひ参考してみて下さい。
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