審査について徹底調査!審査項目と審査基準について詳しく!

キャッシング基礎知識

2015.06.23

mag031
キャッシングの審査項目と審査基準は、大別すると4通りです。

  1. 「基本」の情報
  2. 「勤務先」の情報
  3. 「自宅」の情報
  4. 「借入」の情報

…という風です。以下、詳しく説明します。

【目次】

1.基本情報
1-1.「基本情報」の項目一覧
1-2.「個人信用情報」の検索に使うので、審査に最も影響する

2.勤務先情報
2-1.「勤務先情報」の項目一覧
2-2.「年収が高い」「安定している」という二大条件

3.自宅情報
3-1.「自宅情報」の項目一覧
3-2.親と同居している方が、審査に申し込みやすい

4.借入情報
4-1.「借入情報」の項目一覧
4-2.できるだけ現金を集めて、借入総額を小さくする
4-3.多重債務を一つにまとめて、借入件数を減らす
4-4.希望借入金額は、小さいほど通りやすい

5.まとめ「キャッシング審査は、本来比較的スムーズに通るもの」

1.基本情報

1-1.「基本情報」の項目一覧

これはごく簡単なものですが、下の通りです。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 住所
  • 電話番号

…というもの。
単純ですが、実は一番重要な項目です。

1-2.「個人信用情報」の検索に使うので、審査に最も影響する

カードローンの審査で最重要なのは、実は「個人信用情報」です。
どれだけ年収があろうと、職業が安定していようと、過去に自己破産などをしていたらアウトなのです。

自己破産まで行かなくても、たとえばクレジットカードの強制解約や、回数の多い遅延など、これらの要素で、融資するかどうかが判断されます。

その信用情報の検索に必要なのが氏名や生年月日なので、これは実は一番大事な情報なんですね。
なので、これを偽造して申し込むことが、昔は流行りました。

(誕生日の「1」を「7」に書き換える、とかですね)

今はもうこういう手法は通じませんが、それだけ最重要な審査項目ということdす。

2.勤務先情報

2-1.「勤務先情報」の項目一覧

職場(会社)の情報で、聞かれるのは下のような項目です。
それぞれ、審査に申し込みやすい条件も書きます。

  • 会社名…有名なほどいい、検索した時の評判がいいほどいい
  • 社員数…多いほどいい
  • 事業内容…お固い事業ほど高評価
  • 入社年月…古いほどいい
  • 収入…税込み年収、手取り両方聞かれることも。多いほどいい
  • 収入形態…固定給・歩合給など。固定給の方がいい
  • 勤務形態…正社員ほどいい。アルバイトなどはやや不利
  • 保険証種類…会社の保険の方が有利。まだ入っていない人(国保など)は不利。

…という風です。
まだ他にも色々ありますが、特に審査に関わるのは、上のような項目です。

2-2.「年収が高い」「安定している」という二大条件

勤務先については、簡単にいうと「年収が高い」「安定している」という2つの条件さえ満たしていればOKです。

本当の高年収になると、起業家や投資家など、安定しないことが多いです。
しかし、キャッシングの審査でそこまでの高年収は必要ありません。

キャッシングの審査でいう高年収というのは、年収400万円以上のことです。
それで安定しているということは、要するに「長年正社員だったらOK」ということ。

公務員でも、ある程度勤続していれば年収400万円は超えるでしょう。
なので、「高年収&安定」という相反する条件は、カードローンの審査では両方満たすことができます。

3.自宅情報

3-1.「自宅情報」の項目一覧

自宅に関しては、下のような項目を聞かれます。

  • 電話番号…固定電話があると有利
  • 持家か賃貸か…持家が有利
  • 自分名義か家族名義か…自分名義が有利
  • 居住年数…長い方が有利
  • 住居負担額…家賃、住宅ローンの有無&金額。少ない方が有利
  • 同居家族の人数…多い方が有利

…という風です。以下、解説します。

3-2.親と同居している方が、審査に申し込みやすい

キャッシングの審査では、親と同居していた方が通りやすいです。
「パラサイト・シングル」という言葉もすっかり定着し、賛否両論ある「親と同居」ですが、審査の通りやすさだけ考えると、断然同居の方がいいです。

同居していれば、まず「同居人数」が増えます。
人数が多いほど連絡がつきやすいし、家族が代わりに返済してくれる可能性が高いので、審査に通るのです。

また、実家の場合持家のことが多いです。
居住年数も長いので、この点でも信用されます。

(一時期一人暮らししていたとしても、家族とそこに住み始めた時からカウントしていいです)

…というように、親と同居していると、自宅情報がすべて有利になるわけです。
もし一人暮らししている方で、実家が近くにあって「今からでも同居できる」という方は、審査前だけ、一度同居するというのもいいかも知れません。

(何が何でも通りたいなら)

4.借入情報

4-1.「借入情報」の項目一覧

借り入れに関しては、下のような項目を聞かれます。

  • 他社での借入総額
  • 他社での借入件数
  • 希望借入金額

…というものです。
この項目はかなりシンプルですね。

ただ、シンプルですが当然最重要な部分です。
ここは、審査の直前でも通りやすく改善する方法があります。

4-2.できるだけ現金を集めて、借入総額を小さくする

貯金を下ろす、家族から借りる、不要品の売却をする…などの方法で、できるだけ現金を集めましょう。
そして、それを返済に当てて、できるだけ借入総額を小さくします。

そうすると、それだけでも審査に申し込みやすくなります。
これは「総額が小さい」ということもプラスになるのですが、「返済をまじめに始めた」ということも大きいのです。

あなたの返済の記録は、信用情報として全て共有されています。
(業者・ブランド・銀行の間で)

なので、まじめに返済し始めた記録を見て「この人は、貸してもしっかり返済してくれそうだ」と業者・ブランド・銀行が思ってくれるわけですね。
これは予想外に効果があるので、ぜひ試してみてください。

4-3.多重債務を一つにまとめて、借入件数を減らす

一つにまとめたら理想ですが、一つまで行かなくてもいいです。
少しでも件数を減らす…ということが大事なんですね。

これは上の「借入残高を減らす」というのとも似ています。
借入金額が小さい業者から返済していけば、自然と件数も減るでしょう。

借入件数というのは、実は借入総額以上に重要な条件なのです。
理由は「多数の業者から借りている人は、どの業者からも信用されていない」と見られるため。

一つの業者からたくさん借りているということは、少なくとも「その業者は、その人を信用した」ということ。
それだけリスクを負っているということですね(その人に対して)。

なので、これはある意味ポイントが高いのです。
もちろん、借入総額は小さい方がいいのですが、それでも「一つにまとめる」というのは、それだけで信用度が増すわけですね。

特にこれから借りる業者が返済計画再編のためのローンを用意している場合、それに申し込みしましょう。
返済計画再編のためのローンを用意しているくらいなので、返済計画の再編に対しても当然理解があります。

4-4.希望借入金額は、小さいほど通りやすい

一般の感覚からしても、たくさんの金額を希望する人を、あまり信用はしないでしょう。
キャッシングの審査も同じで、借入希望金額は小さいほど通りやすいです。

「希望金額は審査に関係ない」という方もいますが、これはおそらく間違いです。
統計的に見ても「大きい金額を希望する人ほど、返済不能に陥ることが多い」ということはわかっているからです。

消費者金融や銀行は、こういう統計をしっかり取っています。
また、各業者・ブランド・銀行の内部統計だけでなく、金融工学としてアカデミックに研究したレポートなどもあります。

そうしたデータを見ても「借入希望金額が大きい人ほど危ない」のは間違いないので、審査に影響している可能性は高いのです。
(こういう審査基準を、どの業者・ブランド・銀行も公表していませんが、ほぼ間違いないでしょう)

5.まとめ「キャッシング審査は、本来比較的スムーズに通るもの」

ここまで、キャッシングの審査項目・審査基準を紹介してきました。
一言でまとめて言うと「まともに生活していれば、通る」ということです。

普通に働く、借金をしない、借金したらまじめに返済する…ということですね。
実際にやるのは確かに難しいですが、とりあえず知識としては、難しいことはないのです。

私も多重債務者だったので、「普通に生きられない」方の立場はわかります。
しかし、とりあえず「キャッシングは本来、審査に通って当然」という意識は持っていただきたいと思います。

経済的に成功した人は、過去にお金で人の何倍も悔しい思いをした人が多いです。
人間は、プラスの感情は長く続きませんが、マイナスの感情は長続きすることが、心理学でも証明されています。

いわゆるお金持ちになる人は、この「持続する感情」があったから、成功したことが多いんですね。
なので、キャッシングの審査に通らないような現状も、冷静に受け入れて、稼ぐ力をつけるためのモチベーションに変えていただきたいと思います。

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