みずほ銀行カードローンの金利や利用手数料、返済方法などまとめ
この記事で分かること
三大メガバンクで、一番上限金利が低金利
みずほ銀行カードローンは、三大メガバンクの中で一番上限金利が安いということで人気があります。三大メガバンクというのは、下の銀行カードローンのことです。
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
誰もが知っている最大手の2つの銀行ですね。これにりそな銀行を加えて「都市銀行」と呼ぶこともあります。
それはさておき、これらの2つの銀行カードローンの中で、「もっとも上限金利が低い」というのが、みずほ銀行カードローンの特徴・メリットなのです。ここではこのメリットの意味を解説していきます。
ほとんどの人のキャッシングは、上限金利で決まる
ほとんどの利用者のキャッシングの金利は、上限金利によって決定します。100万円未満のキャッシング総額なら、上限金利が適用されるというルールになっているからです。
これは絶対に決まっているわけではありません。50万円以上の借入総額を境目に、適用金利が変わる(上限金利より少し安い金利になる)という銀行カードローンもあります。しかし、「ほとんどは100万円をボーダーラインにして金利が下がる」ということで、「100万円以下の借り入れ=上限金利が用いられる」と思って下さい。
そして、みずほ銀行カードローンはその上限金利が低いので「大手の銀行カードローンの中で特に低金利で申し込みやすい」ということができるのです。
他の銀行カードローンと、上限金利を比較
実際、どのくらいみずほ銀行カードローンの上限金利が低いのか、他の銀行カードローンと上限金利だけ並べて比較してみましょう。
- みずほ銀行…14.0%(実質年率)
- 楽天銀行…14.5%(実質年率)
- 静岡銀行…14.5%(実質年率)
- 三井住友銀行…14.5%(実質年率)
- 千葉銀行…14.8%(実質年率)
- 東京スター銀行…14.6%(実質年率)
- 横浜銀行…14.6%(実質年率)
- ジャパンネット銀行…18.0%(実質年率)
- 新生銀行カードローン レイク…18.0%(実質年率)
- じぶん銀行…17.5%(実質年率)
- オリックス銀行…17.8%(実質年率)
このように、大部分の銀行カードローンは「14.5%、14.6%」か「18.0%前後」のグループに分かれるわけですね。どちらにしても、みずほ銀行カードローンの「14.0%」という上限金利は、かなり低いことがわかります。
一応、みずほ銀行カードローンよりも低金利な銀行カードローンもあって、下のようになっています。
- みずほ銀行…14.0%(実質年率)
- ソニー銀行…13.8%(実質年率)
- イオン銀行…13.8%(実質年率)
0.2%という僅差ではありますが、もしみずほ銀行カードローンよりもさらに上限金利が低い借入先がいいということであれば、これら2つの銀行カードローンもおすすめできるでしょう。
下限金利なら、横浜銀行カードローンの方が安い
ここまでは上限金利について比較してきましたが、下限金利についても比較すると、みずほ銀行カードローンより低金利だろうと思われる銀行カードローンがあります。横浜銀行カードローンです。
というのは、みずほ銀行カードローンと同じ最高限度額1000万円で、下限金利が1.9%と、3.5%のみずほ銀行カードローンよりも低金利…というのが理由です。これは少しでもカードローン・消費者金融・キャッシングの知識がある人だったら完全に理解していることでしょうが、「下限金利の比較は、必ず最高与信枠とセットでないといけない」…という法則があるわけですね。
- キャッシングでは、借入金額が大きいほど低金利になる
- 最大融資枠が大きい消費者金融・銀行カードローンほど、借入金額も増えやすい
- 借入総額が大きくなりやすいということは、その分金利が下がりやすい
- だから、下限金利も低くなり安い
ということです。要は「最高借入枠が大きい銀行カードローン・消費者金融ほど、下限金利も低金利になるのが当然」ということなんですね。そうして考えると、「同じ最高限度額1000万円の横浜銀行カードローン・みずほ銀行カードローンは、本当は下限金利も同じになるはず」なのです。(あくまで単純に考えるとですが)
その前提で、両者の下限金利を比較すると、下のようになります。
- みずほ銀行…3.5%(実質年率)
- 横浜銀行…1.9%(実質年率)
というように、1.6%の差がついているわけですね。もちろん、横浜銀行カードローンも「1000万円借りたら1.9%になる」と決まっているわけではないという点では、下限金利の単純比較はできません。ただ、このように比較してみると「多分、横浜銀行カードローンの方が下限金利が低いと言える」というくらいの結論は出せる…という話です。
ちなみに、他に最高与信枠1000万円の銀行カードローンは「ジャパンネット銀行のネットキャッシング」がありますが、このジャパンネット銀行カードローンの下限金利は「2.5%」です。これも横浜銀行カードローンほど低金利ではないものの、みずほ銀行カードローンの3.5%よりは、1.0%低金利になっています。
つまり、最大融資枠1000万円のグループの中では、残念ながらみずほ銀行カードローンの下限金利は、あまり低いとは言えないのです。代わりに、上限金利で比較したら下のように、みずほ銀行カードローンが一番低金利になっています。
- みずほ銀行…14.0%(実質年率)
- 横浜銀行…14.6%(実質年率)
- ジャパンネット銀行…18.0%(実質年率)
特にジャパンネット銀行のネットキャッシングとの差が顕著である…というのはよくわかるでしょう。なので、下限金利の勝負では多少不利になるものの、全体的にはみずほ銀行カードローンは低金利である…ということを理解して下さい。
みずほ銀行の返済方法・手数料
ここまでは、横浜銀行カードローン・ジャパンネット銀行カードローンなどとの比較も絡めつつ、みずほ銀行カードローンの実質年率(金利)について、上限・下限ともに語ってきました。ここからは、返済方法やATM利用手数料などの関連費用について説明していきます。
提携コンビニATM・提携銀行ATMは有料
みずほ銀行カードローンの利用は、提携コンビニATM・提携銀行ATMが有料となっています。銀行ATMといっても、もちろんみずほ銀行ATMはATM利用手数料無しで利用できます。利用時間外は手数料が必要になりますが、普通の時間帯であれば、ATM利用手数料なしで借入・返済ともにできる…というシステムになっています。銀行が提供するキャッシングですから、それは当然と言えば当然でしょう。
このように低金利である分、多少ATMでの借入・返済が不便になる…ということですね。この点はいわゆる「トレードオフ」の関係だと思ってください。日本のことわざで言うなら「あちらを立てれば、こちらが立たず」ということですね。
みずほ銀行でも時間外は手数料が必要
これは上に書いた通りですが、もう少し詳しく解説しましょう。銀行カードローンを提供する銀行のATMは、すべてATM利用手数料なしになる…というのが基本です。そして、このルールについても下の2通りがあるわけですね。
- ATMが開いている限り、いつでも無料
- 時間外手数料は有料になる
という2通りです。後者の方が厳しいですね。
(しかし、金利・利息面などの全体を考えるとメリットが大きいというのは、上に書いた通りです)
みずほ銀行カードローンには無利息キャッシングはある?
「5万円まで180日間無利息」「何度でも1週間無利息」「初回30日間無利息」…というような無利息期間は、残念ながらみずほ銀行カードローンには用意されていません。ただ、これはみずほ銀行カードローンのサービスが悪いということではありません。
みずほ銀行カードローンだけでなく、銀行カードローンは「無利息期間がないのが基本」なんですね。例外的に新生銀行カードローン レイクが2種類の無利息サービスを持っていたり、楽天銀行スーパーローン(カードローン)などが期間限定で初回30日間無利息になることはありますが、これらは例外的なのです。
新生銀行カードローン レイク以外で、無利息期間を常時提供しているのは、静岡銀行カードローン「セレカ」です。「最大45日間利息キャッシュバック」という、申し込むタイミングさえ良ければ、初回30日間無利息よりもさらに15日長い、45日間の無利息期間になる…ということですね。
と、このような無利息サービスもあるのですが、みずほ銀行カードローンも含めて、ほとんどの銀行カードローンはこのような無利息サービスを提供していないのです。なので、別にみずほ銀行カードローンのサービスが足りないということではありません。この点はカードローン・消費者金融・キャッシングの知識がある人は常識に近いレベルで理解しているでしょうが、もし無利息でお金を借りたいということであれば、大手の消費者金融を利用するのがいいでしょう。
静岡銀行カードローン「セレカ」の無利息期間
上に書いた通り、静岡銀行カードローン「セレカ」だったら「最大45日間利息キャッシュバック」というサービスがあります。「最大」という部分が引っかかるでしょうが、これは最短だと15日になるということです。どのようにこの無利息期間が決まるのか、箇条書きで説明すると、下のようになります。
- 審査の通過をして、最初の借入日が決まる
- そこから「翌月10日」までの日数をカウントする
- その日数が「15日」以上であれば、そこまでが無利息期間
- その日数が「14日」以内だったら、さらに1ヶ月延長
ということです。つまり「14日」で、さらに1ヶ月(31日)延長されると、最大の45日間になるということですね。つまり「25日以降」など、できるだけ「月末に近い日」や「1日~9日」など「10日に近い日」で借りるのがいいわけです。
そのようなタイミングで借り入れをすると、さらに1ヶ月無利息期間が延長されて、「31日~45日」という長さになるというわけです。
もちろん、キャッシングというのは「自分がお金が必要な時に借りる」「お金を借りたい時にキャッシングする」というのが基本ですから、このような「無利息期間のために、お金を借りるタイミングを合わせる」というのは少々矛盾しています。なので、最終的には、静岡銀行カードローン「セレカ」の無利息期間がどのくらいの長さになるか、自分で調節するのは難しい、という結論になるわけですね。
ただ、何はともあれまったく無利息期間がないよりはいいですし、何よりもともとが低金利(銀行カードローンの標準的な金利)の上に、最大の長さの無利息期間になる可能性もあるということを考えると、静岡銀行カードローン「セレカ」のサービスは、非常に優れているということが言えます。
新生銀行カードローン レイクもおすすめ
先にも書いた通り、大手の銀行カードローンで無利息期間が一番充実しているのは、新生銀行カードローン レイクです。銀行キャッシングの中だけではなく、大手の消費者金融を含めても一番無利息サービスのレベルが高いのは新生銀行カードローン レイクである…と言っていいでしょう。
この理由は「2通りの無利息サービスがある」からです。
- 初回30日間無利息
- 5万円まで180日間無利息
という2種類ですね。初回30日間無利息については、プロミス・アコム・アイフルなどの大手の消費者金融も提供していますが、5万円まで180日間無利息というサービスが用意されているのは新生銀行カードローン レイクだけです。
(なお、プロミスで30日間無利息で借りるには、WEB明細利用・メールアドレスの登録が必要となっています。)
というように、期間や金額の条件が異なる2種類の無利息サービスを選べる…というのが、新生銀行カードローン レイクの無利息キャッシングのメリットなわけですね。借入総額が小さく、かつすぐに返済できる自信がない人などは、特に5万円まで180日間無利息のサービスが非常に役立つでしょう。
無利息期間は、消費者金融が充実
新生銀行カードローン レイク・静岡銀行カードローン「セレカ」について書いてきましたが、総合的に見ると、やはりアイフル・アコム・プロミスなどの消費者金融の方が、利息ゼロになるキャンペーンやサービスについては、有利だといえます。
- プロミス・アイフル・アコムは、初回30日間無利息
- ノーローンは「何度でも1週間無利息」
というように、大手5ブランドのうち、4ブランドが利息ゼロのサービスを提供しているからですね。(ちなみに、繰り返しますがプロミスでこのサービスを利用するためには、メールアドレス・WEB明細利用の登録が必要になっています。)
何はともあれ、SMBCモビット以外の大手の消費者金融はすべてこのように利息ゼロのサービスを用意しているので、無理キャッシングをしたいということであれば、みずほ銀行カードローンも含めて、銀行キャッシングにこだわるより、最初から大手の消費者金融を選んだ方がいい…という考え方も成り立ちます。
みずほ銀行カードローンの金利(実質年率)・返済方法、まとめ
以上、無利息期間の有無なども含めて、みずほ銀行カードローンの実質年率(金利)や、返済方法と手数料などについてまとめてきました。最後に要点を確認すると、下のようになります。
- みずほ銀行カードローンの金利(実質年率)は「3.5%~14.0%」である
- 上限金利は、ソニー銀行・イオン銀行に次いで3番目に低金利である
- 下限金利は、横浜銀行カードローン・ジャパンネット銀行カードローンと比較すると負けるかも知れない
- 初回30日間無利息などのサービスはない
- 提携コンビニATM・提携銀行ATMでの返済にはATM利用手数料がかかる
- みずほ銀行ATMだったら、ATM利用手数料なしで借入・返済できる
- 時間外だと、みずほ銀行ATMでも手数料が発生する
というのが、みずほ銀行カードローンの返済方法・手数料、金利(実質年率)についての要点・ポイントです。特にみずほ銀行のユーザーの方々は、参考にしていただけたら幸いです。
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