カードローンの申込は60歳、65歳、70歳まで?各社年齢制限についてまとめ
カードローンの申込み時の年齢条件は、区切りが3つに分かれます。
「60才・65才・70才」です。
「未満」だったり「以下」だったりしますが、その辺は誤差の範囲内でしょう。
銀行カードローンはほとんど「65才まで」。
消費者金融はほとんど「70才まで」となっています。
しかし、地方銀行などは「60才まで」も多数。
ここではそれらのカードローンの年齢制限についてまとめます。
■見出し一覧
1.年齢制限が「60才以下(未満)」の銀行カードローン
1-1.大手は少ないが、地方銀行だとたくさんある
1-2.なぜ「楽天銀行スーパーローン(カードローン)」は60才までなのか?
2.銀行カードローンの年齢制限は「65才まで」が基本
2-1.「65才まで」でない銀行カードローンは?
2-2.銀行カードローンは「収入が年金だけ」でも申し込みやすい
3.消費者金融の年齢制限は「69才まで」が多い
3-1.大手業者の年齢制限一覧
3-2.「79才まで」借りられるプランネル
1.年齢制限が「60才以下(未満)」の銀行カードローン
1-1.大手は少ないが、地方銀行だとたくさんある
「60才まで」という年齢制限の銀行カードローンは、大手だと少ないです。
楽天銀行(楽天銀行スーパーローン(カードローン))くらいですね。
しかし、地方銀行になると多いです。
例えば下のような地方銀行が「60才まで」になっています。
・西京銀行
・但馬銀行
・四国銀行
・香川銀行
知っているものをざっと並べましたが、まだまだたくさんあります。
(地方銀行はそれこそ無限にあるので、一部だけにしておきます)
地方銀行の方が「60才まで」が多いのは「どの道、60才以上の申し込みは少ない」からです。
大手でも少ないですが、大手の場合全体の数が多いので、多少は「審査に通るレベルの人」が申し込んでくれるわけです。
(年金以外でも、ある程度アルバイトをしている、などですね)
なので、大手の場合は門戸を開いておいた方がいいのです。
しかし、地方銀行の場合、門戸を開いていてもそういう60才以上の人はなかなか来ないので、最初から受け付けない方が楽なのです。
(手続きが楽、ということです)
1-2.なぜ「楽天銀行スーパーローン(カードローン)」は60才までなのか?
この理由は簡単で「もともと若者向け」のため。
楽天銀行自体が、2010年に始まった極めて若い銀行です。
前身は「イーバンク銀行」ですが、そのイーバンク銀行だって、インターネットの誕生と同時期に始まった若い銀行です。
つまり、楽天銀行にしてもイーバンク銀行にしても「もともと若者しか使っていない」ので、60才以上の方は、あんまり関係ないわけです。
(ここでいう若者というのは、40才~50才くらいまでです)
というわけで、楽天銀行スーパーローン(カードローン)も60才以上を受け付けてもあまり関係ないので、最初から受け付けていないわけですね。
1-3.逆に「60才以上から」のカードローンもある
ここまで紹介したのは「60才まで」のカードローンですが、実は「60才から」というのもあります。
つまり「年金生活者を応援する」というカードローンですね。
たとえば但馬銀行の「セカンドライフ応援カードローン」など。
これは「60才~74才まで」となっています。条件は他にもいくつかあり、
・但馬銀行で年金を受け取っている(あるいは、但馬銀行での受け取りに変更できる)
・年金担保貸付制度を利用していない
・但馬銀行で他のカードローンを契約している場合、そっちを解約する
…というものです。
「年金担保貸付制度」というのは、国がやっている融資ですね。
年金生活者用の融資です。
これも含めて「他でのカードローンは、解約してください」ということですね。
確かに年金だけで生活している人が、複数のカードローンを契約しているのは危険です。
なので一本に絞ってくださいという意味で、別に厳しい条件ではありません。
金利は年率9.8%と、消費者金融の半分くらいになっています。
かなりの低金利ですが、国がやっている年金担保貸付制度の「1.6%」と比べると高いです。
借入限度額は10万円~100万円で、限度額は年金担保貸付制度より大きくなっています。
年金担保貸付制度の場合、「年金の月額の1.2倍」なので、大体20万円~30万円程度になっています。
2.銀行カードローンの年齢制限は「65才まで」が基本
2-1.「65才まで」でない銀行カードローンは?
基本的に、大手の銀行カードローンは全部「65才まで」です。
しかし、楽天銀行は「60才まで」。
じぶん銀行は「70才まで」と、年齢制限が早まったり伸びたりする場合もあります。
(新生銀行カードローン「レイク」も70才までですが、レイクは銀行カードローンというより消費者金融と言った方がいいです)
2-2.銀行カードローンは「収入が年金だけ」でも申し込みやすい
消費者金融だと、「収入が年金だけ」という人は審査に通りにくいです。
しかし、銀行カードローンだと比較的通りやすくなっています。
(あくまで消費者金融と比較したら、ですが)
銀行カードローンの方が「年金収入だけ」でも通りやすい理由は「低金利」だからです。
消費者金融の金利で「年金収入だけ」の人から利息を取ると大変ですが、銀行カードローンならまだやっているだろう、ということですね。
…というのは表向きの理由で、個人的には「口座を抑えているから」というのが大きいと思います。
おそらく、年金収入だけの人が銀行カードローンで申し込むと「年金の振込先を、うちの銀行にしてくれ」と言われることが多いと思います。
そうして年金を抑えてしまえば、万が一返済できなくなった時も、年金を差し押さえればいいので、問題ないんですね。
年金は毎月必ず入ってくるものですから、その人が返済できなくなった分を回収するまで、ずっと天引きすることができます。
もちろん、その年金生活者の方が亡くなってしまったら、そこで年金も終わります。
しかし、65才から75才くらいまでは生きている確率が高く、その間回収できると思えば、確かに審査に通す確率は高いでしょう。
3.消費者金融の年齢制限は「69才まで」が多い
3-1.若者向けのサービス提供が特徴のSMBCモビット
消費者金融の年齢制限は、どこも「69才以下」がほとんど!
SMBCモビットの年齢制限は74歳以下で若者から高齢者までOKです(ただし収入が年金のみの方はお申込いただけません)。
しかしプロミス・アコム・アイフル・ノーローン…と、69才以下としているところがほとんどです。全部同じ年齢制限。
では、どうやって選んだらいいの?ってことですが、各サービスにそれぞれ特色があります。
例えば、SMBCモビットは「WEB完結申込」や「スマホアプリの遊び心のあるデザイン」を見ても、プロミスより若者を狙っています。
SMBCモビットはWEB完結申込だと申し込みしやすいのですが、それ以外だと少々面倒になっています。これも「WEBを使えない世代の人は、あまり相手にしていない」ということでしょう。
…というように全体的に若い層を狙っているので、若い方はSMBCモビットをチョイスするのがおすすめです。
(こういう経営方針については、あくまで推測ですが。)
3-2.「79才まで」借りられるプランネル
消費者金融サービスというと、有名なアコム・プロミスなどを連想しますが、他にも当然いろいろあります。
その中には「79才まで融資可能」というサービスも存在。
日本文化センターという会社が運営する「プランネル」というフリーローンも、その一つです。
大手の消費者金融が70才までで締めきっているのに、さらにそこから9才伸びるのですから、かなりの上限です。
他にもこうした「高齢者向け」のカードローンはありますが、プランネルがその中でも一番有名でしょう。
ただ、実際に審査に通るかというと、やはり厳しいようです。
いくらプランネルがこの年齢まで受け付けていると言っても、「この年令でカードローンを利用する人」というのが、失礼ですが経済的に厳しすぎるのです。
40代ならまだ頑張って仕事を増やして経済力をつけられますが、50代から厳しくなりますし、まして70才を超えたらもうほとんどムリでしょう。
なので、プランネルはあくまで「受け付けている」だけであり、実際に70才以上の高齢者の方が、カードローンの審査にそうスムーズに通ることはない、と思ってください。
高齢者の方は、キャッシングよりも国の融資の「年金担保貸付制度」を活用した方が断然いいです。
低金利ですし、審査も通りやすくなっています。
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