審査なしで借りられる!?ストップ!そのキャッシング会社は危険です!

キャッシング基礎知識

2015.06.30

当然ですが、無審査で借りられるキャッシング会社はありません。
「無審査でOK!」「誰でもすぐ融資します!」などとうたっている業者は、すべて闇金です。

そのような業者に頼らなくていいよう、ここでは他の選択肢をまとめます。
また、闇金やクレジットカードの現金化などの業者が、どれだけ危険かも説明します。
mag039
【目次】

1.独自審査(自社審査)の業者なら、審査がやや甘い
1-1.金利は消費者金融の約1割増し
1-2.借入・返済が不便で、手数料もかかるのでおすすめできない

2.こういう業者から借りてはいけない
2-1.ソフト闇金…全然ソフトじゃない
2-2.クレジットカードの現金化…法外な手数料を取られる
2-3.街金業者…闇金でなくても、無審査で貸すのは怪しい

3.生活保護や、国からの融資を受けるのもあり
3-1.国の融資…生活福祉資金
3-2.母子家庭の場合…母子福祉資金
3-3.年金生活者の場合…年金担保貸付制度
3-4.働けない場合…生活保護

4.まとめ「極力、キャッシング以外の方法でお金を用意する」

1.独自審査(自社審査)の業者なら、審査がやや甘い

闇金ではなく、ギリギリ借りてもいい業者で「独自審査」の業者があります。
(自社審査とも言います)

「独自」というのは「信用情報だけに頼らず、審査する」ということ。
つまり、信用情報に問題があって落ちる人(ブラックリストの人)でも、通る可能性があるということです。

どうしてもキャッシングしたい場合、これが最後の手段ですが、個人的にはおすすめしません。
おすすめできない理由を下に書いていきます。

1-1.金利が消費者金融の約1割増し

審査が甘いわけですから、当然金利が高いです。
消費者金融の1割増しで、法定金利ギリギリの高金利になっています。

消費者金融は、返済に遅れると「遅延利率」という「いつもより高い金利」が適用されます。
それが「実質年率20%」です。

独自審査の業者は、普段からこの金利。
つまり、「消費者金融がペナルティとして課すような金利」を、日頃から取っているわけです。

「1割増し」と聞いてもあまり高く感じないかも知れません。
しかし「常にペナルティ金利」と聞けば、高さを実感できるでしょう。

1-2.借入・返済が不便で、手数料もかかるのでおすすめできない

独自審査の業者はすべて「中小業者」。
大手と違って、コンビニ・銀行のATMが使えないことがほとんどです。

こうなると、当然借入・返済が不便です。
借り入れが不便なのは別にいいのですが、返済が不便なのは厄介です。

気が向いた時や思い出した時に返済できないと、人間はついつい遅延するものです。
あるいは、遅延しなくても繰り上げ返済はしなくなるものです。

面倒というだけでなく、手数料もかかるとなればなおさらです。
実際、手数料がかかる場合、少額で何度も返済していると、むしろ利息よりも手数料が高くなります。

…というように、中小業者から借りると、独自審査の業者でなくても何かと不便なのです。
というわけで、この点でも独自審査の業者から借りるのはおすすめできません。

2.こういう業者から借りてはいけない

「無審査で借りられるカードローン」などを探している方は、そうとう切羽詰まっているでしょう。
そういう時も「こういう業者から借りてはいけない」という危険なリストをまとめます。

2-1.ソフト闇金…全然ソフトじゃない

最近流行り始めた「ソフト闇金」ですが、全然ソフトではありません。
先日、街中で見かけたある張り紙では「10日で4割」という金利でした。

はっきりそう書いてはありませんが、書いてある数字で計算したら、そう出ました。
これは、闇金の基準のトイチ(10日で1割の金利)を、完全に上回っています。

闇金のマックスの金利は、『闇金ウシジマくん』の主人公のカウカウファイナンスの「トゴ(10日で5割)」です。
それに近いくらいの暴利ですから、ソフト闇金は全然ソフトではないのです。

(他の業者でも、大体似たようなものです)

2-2.クレジットカードの現金化…法外な手数料を取られる

クレジットカードの現金化は「パソコンなどの適当な商品を、その業者から買う」→「それをすぐ業者に売り返す」→「その売ったお金として、現金を受取る」…という方法です。

つまり「買ってすぐに、中古に出した」ということですね。
合法か違法か難しいところで、法的にはグレーゾーンとなっています。

しかし、これは10万円につき1万円(場合によっては2万円)という膨大な手数料を取られます。
しかも、クレジットカードの返済でも利息を払います。

ということで、完全に損をする借り方なので手を出すのは辞めましょう。

2-3.街金業者…闇金でなくても、無審査で貸すのは怪しい

街金業者というのは「大手ではない消費者金融」ということ。
つまり、規模が小さいだけで闇金ではありません。

しかし、たとえ街金と名乗っていても「無審査で融資する」というのはおかしいです。
必ずどこか怪しい部分があるので、契約書などをしっかり読みましょう。

…と言っても、切羽詰まっている時はそんな余裕がないので、こういう街金を装った闇金の手口に、ハマってしまう方が多いのです。

3.生活保護や、国からの融資を受けるのもあり

本当に生活が切羽詰まって、もうどうしようもないという場合は、生活保護や国の融資を検討しましょう。
ここでは、その代表的なものをまとめます。

3-1.国の融資…生活福祉資金

「生活福祉資金貸付制度」という制度を使います。
生活福祉資金にも種類がいろいろありますが、「総合支援資金」というものは、生活費全般に利用可能。

借りられる金額は「単身…月15万円、2人以上…月20万円」となっています。
また、「住宅入居費…40万円」「一時生活再建費…60万円」という融資もあります。

(いずれも上限の金額ですが、最大でここまで借りられます)

3-2.母子家庭の場合…母子福祉資金

母子福祉資金の内容は、都道府県によって異なります。
たとえば東京都の場合、下のような内容になっています。

  • 生活資金…月10万3000円
  • 転宅資金…26万円
  • 住宅資金…150万円
  • 就学資金…38万円(国立大学)

…というもの。あくまでこれらは一例で、他にも多くの項目があります。
母子家庭・シングルマザーの方は、こうした融資も検討しましょう。

3-3.年金生活者の場合…年金担保貸付制度

月々の年金から返済する、という条件で受ける融資。
10万円~250万円まで借りることができ、金利は消費者金融の15分の1程度。
かなりの低金利です。

融資までにかかる期間は、申し込みから3週間程度。
急ぎでお金が必要な時には間に合いませんが、その後の生活を支えることを考えて、申し込んでおくのもありでしょう。

3-4.働けない場合…生活保護

ここまで紹介した融資はすべて「貸付」なので、返済が必要。
つまり働けなければ借りられません。

働けない方の場合は、生活保護を受けるのがベストです。
すでに多重債務や多額の借金がある場合、まずは自己破産して免責を受けましょう。
それから生活保護の手続きに入ることをおすすめします。

一緒に読まれている記事一覧

人気キャッシング一覧

  • キャッシング総合人気ランキング
  • 即日融資カードローンランキング
  • 専業主婦カードローンランキング
  • おまとめカードローンランキング

キャッシング総合人気ランキング(当サイトおすすめ順)