100万円~200万円の高額借入れには、消費者金融より銀行カードローンで
100万円~200万円という大きい金額を借りたい方は、消費者金融より銀行カードローンが便利。
消費者金融は50万円を超える大きい金額の借り入れには向いていません。
銀行カードローンの方が金利も安いですし、収入証明書なしで借りられる金額も消費者金融より大きく「300万円まで収入証明書不要」という銀行もいくつかあります。
(三井住友銀行・オリックス銀行など)
これらの理由から、100万円~200万円の大きなキャッシングなら、銀行カードローンをおすすめします。
見出し一覧
1.消費者金融より銀行カードローンがおすすめの理由
1-1.大きい金額の場合、金利の差がさらに大きくなる
1-2.大きい金額だと、消費者金融の審査は逆に厳しくなる
1-3.銀行カードローンなら、100万円~300万円まで収入証明書不要
2.「返済計画再編のためのローン」として借りる場合
2-1.「返済計画の再編・借入先の変更OK」を明記している銀行を選ぶ
2-2.返済計画再編のためのローンを利用する時の注意点
2-3.消費者金融の返済計画再編のためのローンと比較すると…
3.まとめ「消費者金融はあくまで、少額を緊急で借りるためのもの」
1.消費者金融より銀行カードローンがおすすめの理由
1-1.大きい金額の場合、金利の差がさらに大きくなる
消費者金融と銀行カードローンの金利差は、「借入金額が小さい」時はそれほどでもありません。
たとえば「10万円を1ヶ月」借りた場合、利子の差は「300円」です。
しかし、これが100万円になると「3000円」の差になるわけですね。
月額3000円ですから、年間で「3万6000円」の差。
これは誰でも大きいと感じるでしょう。
しかも、重要なのは「利息は利息を呼ぶ」ということ。
この「3万6000円の利息」が「追加された状態」で、さらに利率をかけるのです。
よく「雪だるま式」と言われますが、このあたりから「利息の本当の恐ろしさ」が、姿を見せるんですね。
小さいうちは「利息が追加された状態で掛け算」しても怖くないのです。
しかし、利息が大きくなるほど、この「追加した後の掛け算」の威力が増すのです。
こういう「金利に金利を掛ける」システムは数学では「複利」と呼びます。
複利は「20世紀の数学史上、最大の発見である」と言われるくらい、すさまじい威力を持っているんですね。
…というわけで、借入金額が大きければ大きいほど、消費者金融と銀行カードローンの金利の差が、重要になるわけです。
100万円~200万円の高額融資を受ける方は、消費者金融系よりも金利が低く設定されている銀行カードローンで借りた方がいいでしょう。
1-2.大きい金額だと、消費者金融の審査は逆に厳しくなる
消費者金融のメリットは「銀行カードローンより審査が甘い」ということ。
しかし、これが大きい金額だと、逆に厳しくなることがあります。
理由は「消費者金融の金利で、高額を借りるのは危険」だからです。
当の消費者金融が、それをよくわかっているんですね。
金利が高い業者で、たくさんのお金を借りれば、それだけ返済が大変になります。
返済が大変ということは「その人は、破産する可能性がある」ということ。
破産する確率がある人間に、業者は融資をしません。
なので、少々変な話ですが、消費者金融は自社の金利が高いのを自覚しているので「うちで借りたら、この人危ないだろう」と思って、自ら審査を厳しくするのです。
80万円あたりまでは、消費者金融の方が審査が早く、ゆるいかも知れません。
しかし、100万円を超えて、特に200万円まで近づく頃には、確実に銀行カードローンの方が、審査は通りやすくなっているでしょう。
(そもそも、消費者金融は100万円以上を借りるには不向きなのです)
1-3.銀行カードローンなら、100万円~300万円まで収入証明書不要
消費者金融では、50万円以上から収入証明書が必要。
しかし、銀行カードローンなら「100万円~300万円まで不要」です。
楽天銀行なら200万円、オリックス銀行なら300万円…という風です。
100万円か200万円に設定している銀行カードローンが多いですが、何にせよ、消費者金融よりもかなり遅いタイミングまで、収入証明書なしで借りられます。
「収入証明書くらい、簡単に用意できるじゃん」と思う方もいるでしょう。
「消費者金融で100万円借りて、収入証明書を出せばいいじゃん」と。
一理ありますが、ここで重要なのは「手間がどうこう」ではないのです。
それぞれの業者が「どのラインから、審査を厳しくするか」の問題なんですね。
消費者金融が「50万円からは収入証明書が必要」と言っている。
これが何を意味するかというと「うちは、50万円以上借りる人には、審査を厳しくする」と言っているわけです。
ということは、その2倍や4倍の「100万円、200万円」という金額を借りようとしたら、相当審査が厳しくなる…と考えるのが妥当でしょう。
逆に銀行カードローンは「300万円まで収入証明書不要」というところもあります。
そういう銀行カードローンの場合「300万円までは、うちにとっては大した金額ではありません」と言っているわけです。
なので、「審査が甘い」ということはありませんが、消費者金融よりは、この金額でも申し込みやすいということです。
2.「返済計画再編のためのローン」として借りる場合
100万円~200万円という大きい金額の場合、「返済計画再編のためのローン」のための資金として、借りる方もいるでしょう。
銀行カードローンは「限度額が大きい」「低金利」という返済計画再編のためのローンに必要な条件を両方満たしています。
なので、返済計画再編のためのローンとしてもおすすめです。
ここでは銀行カードローンで返済計画再編のためのローンを借りるときのポイントや注意点をまとめます。
2-1.「返済計画の再編・借入先の変更OK」を明記している銀行を選ぶ
銀行カードローンで「返済計画の再編・借入先の変更OK」を明記している所は、実は少ないです。
みずほ銀行や三菱UFJ銀行のような大手ほど、していません。
明記しているのは、オリックス銀行・楽天銀行・イオン銀行など。
主に新興の銀行ですね。
こうして「返済計画の再編・借入先の変更OK」を明記している銀行の方が、返済計画再編のためのローンの審査は通りやすいです。
あちらが自ら歓迎しているわけですから、当然でしょう。
返済計画再編のためのローンというのは、一時的に総量規制のライン(年収の3分の1)を超えます。
つまり、ある程度の審査があるのですが、銀行の方で返済計画再編のためのローンを歓迎しているなら、この視差に通りやすいということです。
2-2.返済計画再編のためのローンを利用する時の注意点
返済計画再編のためのローンにもデメリットがあり、それが「過払い金が返還されなくなる」ことがある、というもの。
たとえばA社からD社で借りている人が、すべての借り入れを「A社」にまとめるとします。
そして、「D社」に対して、過払い金が発生していたとします。
この過払い請求は「D社」にしないといけません。
しかし、返済計画再編のためのローンでこのD社からの借金を、全部A社に移したとしましょう。
そうすると、D社との契約はそこで終わりです。
なので、もうD社に対して過払い請求をすることはできないのです。
これを防ぐためには、先にD社に過払い請求をして、過払い金を返還してもらってから、A社にまとめる…という手順が必要。
なので、まず「自分にどれだけ過払い金が発生しているか、を調べる必要があります。
(ちなみに、過払い金は2010年までは存在していましたが、それ以降はありません。それ以降にしか借りていない方は、心配しなくても大丈夫です)
2-3.消費者金融の返済計画再編のためのローンと比較すると…
消費者金融も返済計画再編のためのローンを出しています。
大手だとプロミス・アイフル・アコムが、専用のコースを設けています。
これらと銀行の返済計画再編のためのローンを比較すると、やはり銀行の方が金利が安くておすすめです。
ただ、アイフルの「おまとめMAX」だけは、上限金利が15.0%と、銀行カードローンに近い金利になっています。
(三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の金利は1.8%~14.6%)
しかし、それでも「銀行カードローンに近い」だけで、やはり銀行カードローンの方が安いです。
たとえばみずほ銀行などは、上限金利も14.0%と、アイフルの「おまとめMAX」より1%も安くなっています。
という風に、やはり返済計画の再編をする時も、できるだけ銀行の返済計画再編のためのローンを使った方がいいでしょう。
銀行カードローンの返済計画の再編の審査に通らなかった時のみ、消費者金融の返済計画再編のためのローンを利用する…という形がベストです。
3.まとめ「消費者金融はあくまで、少額を緊急で借りるためのもの」
ここまで書いた通り、消費者金融は「大きい金額を借りる」「長期間借りる」というのには適していません。
100万円や200万円を借りたら、どうしても長期間借りることになります。
大きい金額を長期間借りたら、金利の高さはどうしても負担になります。
なので、消費者金融は「少額を借りて」「すぐに返す」ためのサービスと考えましょう。
100万円や200万円必要な理由が何かはわかりませんが、思いつきで借りるような金額ではないはずです。
銀行カードローンの審査は多少厳しいですが、それに通るような状況で借りないと、自分が危険と考えた方がいいでしょう。
逆に言えば、銀行カードローンの審査に通ったら、この100万円や200万円は、問題なく返済できるということです。
(少なくとも、銀行カードローンがそう太鼓判を押してくれたわけです
なので、安心して返済に励んでいってください。
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