「ノンバンク系キャッシング」と「銀行カードローン」を比較!
ノンバンク系キャッシングとは「銀行以外でのキャッシング」全てです。
大別すると、下の2通りになります。
- 銀行以外の「カードローン」
- クレジットカード
1と2の違いは「ショッピングができるか」です。
1はできません。2はできます。
そして、さらに1のカードローンが2通りに分かれます。
(1)消費者金融系
(2)信販系
という風です。
ここでは、この2種類のカードローンと、銀行カードローンの違いをまとめます。
【目次】
1.消費者金融系カードローンとの違い
1-1.銀行カードローンの方が金利が安い
1-2.消費者金融系の方が、最短即日融資が申し込みやすい
1-3.審査の通りやすさは、状況によって違う
2.信販系カードローンとの違い
2-1.銀行カードローンの方が、低金利
2-2.信販系の方が、多少審査がゆるい
2-3.それぞれ、本業のサービスと連携しやすい
1.消費者金融系カードローンとの違い
消費者金融というのはSMBCモビット・プロミス・アコムなど、多くの方が聞き覚えのある名前です。
少し昔の表現だと「サラ金」ということも。
ここではその消費者金融系のカードローンと、銀行カードローンを比較します。
1-1.銀行カードローンの方が金利が安い
銀行カードローンの金利は、大体「4.5%~14.5%」です。
これに対して、消費者金融系の金利は大体「4.5%~18.0%」。
(両方「実質年率」という数字です)
安い方の「下限金利」はどちらも同じ。
しかし、高い方の「上限金利」は、見ての通り、銀行カードローンの方が安くなっています。
これはどのくらいの違いかというと、10万円を1ヶ月借りた場合、
・銀行カードローン…1200円
・消費者金融…1500円
の利子が発生します。
50万円ならこの5倍、100万円ならこの10倍という風に計算できます。
(概算ですが)
1-2.消費者金融系の方が、最短即日融資が申し込みやすい
消費者金融系のメリットは「最短即日借り入れしやすい」ということ。
銀行カードローンの審査は「15時」前後で終わってしまうことが多いです。
しかし、消費者金融は「21時」まで最短即日審査を受け付けています。
21時に審査を開始すればいい、ということです。
プロミスに至っては「22時」です。
そして、消費者金融は土曜日・日曜日・祝日・夜間でも審査可能。
銀行カードローンは、一部の銀行を除いて、土日祝や夜間は審査できません。
受け付けている時間帯だけでなく「審査にかかる時間」自体も、消費者金融の方が短いです。
銀行カードローンの方が金利が安いので、その分厳しく審査するということですね。
というわけで、急いでいる場合は消費者金融系の方がおすすめです。
1-3.審査の通りやすさは、状況によって違う
「最短即日融資のしやすさ」では、断然消費者金融です。
しかし「審査の通りやすさ」は、条件によって変わります。
たとえば「専業主婦」の方の場合。
これは消費者金融では借りられません。
なので、銀行カードローンが有利です。
逆に「職場への在籍確認ができない」という方の場合。
たとえば審査の日に職場が休み…などのケースです。
この場合、銀行カードローンは「在籍確認必須」なので、借りることができません。
ちなみに、プロミスに関しては、在籍確認については「電話での在籍確認に対してご要望がある場合、申込完了後すぐにご相談ください」とうい対応を取っています。もちろん、まずは相談してください、、、というスタンスですので、100%というわけではなく、ご要望に沿えない場合もありますのでまずは申込みをしてみてオペレーターに相談するのがいいでしょう。
他にも、学生については銀行カードローンは「学生不可」「親権者の同意書が必要」という銀行がいくつかあります。
しかし、消費者金融はありません。
若年層でも「バイト収入があり、20才以上」ならOKです。
…という風に審査の通りやすさについては、その借りる人の条件によって、有利な方が変わるわけですね。
2.信販系カードローンとの違い
信販系というのは、簡単にいうと「本業でクレジットカードをやっている会社」。
たとえば「セゾン・セディア・オリックス」などです。
ここではそれら信販系のカードローンと、銀行カードローンの違いを比較します。
2-1.銀行カードローンの方が、低金利
まず金利で見ると、銀行カードローンの方が低金利です。
- 銀行カードローン…4.5%~14.5%(実質年率)
- 信販系カードローン…6.0%~17%(実質年率)
…という風。
ただ、信販系カードローンの金利は、一概に出すのが難しいです。
というのは、会社によって金利が全然違うため。
たとえば、上に挙げた3社の場合、下のようになっています。
- セゾンカードローン…6.47%~15.0%(実質年率)
- セディナカード(フォーライフ)…8.0%~18.0%(実質年率)
- オリックスカードローン…3.0%~16.8%(実質年率)
…という風です。
ものの見事にバラバラなのがわかるでしょう。
ただ、いずれにしても銀行カードローンの方が完全に低金利です。
下限金利については、横浜銀行などは「1.9%」ですし、上限金利も、信販系は一番安くて「15.0%」ですが、銀行系は「14.5%」が普通です。
なので、金利で比較する場合、銀行カードローンを選んだ方がいいでしょう。
2-2.信販系の方が、多少審査がゆるい
銀行カードローンに比べると、信販系の方が審査が甘い(ゆるい)と言われています。
あくまで申し込んだ方々の体験談によるものですが、確かに審査通過率などの数字を見ても、信販系の方が通りやすくなっています。
銀行カードローンの審査通過率は、大体20~30%。
これに対して信販系カードローンは「30~40%」という印象です。
ただ、これも上の金利と同じで「会社によってバラつき」があります。
金利が安い会社は、みんな借りたがるので審査が厳しいです。
金利が高い会社は、人が借りたがらないので、審査がゆるいです。
つまり、金利にバラつきがあるということは、審査の難易度もバラつきがあるということ。
なので、一概には言えませんが、総合的には「信販系の方が緩い」といえるでしょう。
2-3.それぞれ、本業のサービスと連携しやすい
銀行の本業は、預貯金・外貨預金・住宅ローンなどの真面目な融資です。
信販系の本業は、クレジットカードです。
それぞれ、本業の方も利用している(あるいはしてきた)お客さんは優遇してくれます。
審査も通りやすいですし、金利も下がるし、限度額も増額されます。
なので「この銀行とずっと付き合っていこう」とか「ここのクレジットカードをずっと使おう」と決めている方。
こうした方にとっては、それぞれ、その決めた銀行・会社のカードローンを申し込むと、メリットが大きいです。
3.まとめ「求めるメリットに応じて使い分ける」
以上、銀行カードローン、消費者金融系、信販系の3つを比較しました。
結論を言うと、下のようなニーズに応じて、使い分けるといいです。
- とにかく低金利で借りたい…銀行カードローン
- とにかく早く借りたい…消費者金融系
- すでに使っているクレカをさらにお得に…信販系
…という風ですね。
大体の場合、1か2のニーズで選ぶことが多いです。
3で選ぶ人は、たとえば「セゾンやセディナのヘビーユーザー」という方でしょう。
(どのくらいいるか、わかりませんが)
ちなみに、最後に補足ですが「オリックス銀行カードローン」と「オリックスカードローン」は違います。
同じオリックスグループでも、「オリックス銀行」と「オリックス・クレジット」は別会社なのです。
この辺、ややこしいですが混同して申し込まないようにしてください。
(多分大丈夫とは思いますが)
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