審査に通るor落ちる!?そこにはしっかり理由があった!
キャッシングの審査に通る人・落ちる人。
それぞれの理由は、大体は多くの方が知っている通りです。
年収・職業・借入総額などによって決まるわけですね。
ただ「意外な理由」「あまり知られていない条件」もあります。
ここではそうした「意外な条件」を中心にまとめます。
【目次】
1.キャッシングの審査に通る人の条件・理由
1-1.「借りたことがない」より「借りて返済した」人の方が有利
1-2.借入総額が少ないより「借入件数」が少ない方が有利
1-3.クレジットカードの保有枚数は、少ない方が有利
2.キャッシングの審査に落ちる原因・理由
2-1.同時・連続で申し込んでいる
2-2.過去に返済に遅れたことがある
2-3.気付かずに、クレジットカードでトラブルを起こしたことがある
1.キャッシングの審査に通る人の条件・理由
1-1.「借りたことがない」より「借りて返済した」人の方が有利
これが、初心者の方にとって一番意外な理由。
世間の常識では「借金をしたことがない」という人の方が信頼されます。
しかし、キャッシングとかクレジットカードの審査では、逆なんですね。
「借金をしたことがない」という人は、あまり信用されないのです。
それよりも「過去に借りて、完済した」という人の方が信用されるんですね。
「この人は、この金額までなら確実に返せる」という信頼が生まれるからです。
こうした返済実績を積み重ねるために、「クレヒス修行」をする人すらいるくらいです(私もしていますが)。
「クレヒス=クレジットヒストリー」の略で、たとえば審査の甘い「ハウスカード」などのクレジットカードを新規に作ります。
そして、このカードで順調に支払いをすることで「この人は信用できる」と思ってもらえる、実績を作るのです。
…という「クレヒス修行」すら存在するくらい「過去に借りて返した経験」というのは大事なのです。
これが一番意外な「審査に通る理由」でしょう。
(キャッシングの世界を少しでも知っている方だと、常識ですが)
1-2.借入総額が少ないより「借入件数」が少ない方が有利
これも意外な理由です。
実は「借入総額」はそれほど重要ではないのです。
つまり「たくさん借りていても問題ない」わけです。
それより「借りている業者の数が少ない」方が大事なんですね。
「借りるなら、1件だけから借りろ」ということです。
1つの業者からたくさん借りている―。
これが何を意味するかというと「その業者が、その人を信用している」ということなのです。
当然ですよね。
その人が破産したら、たくさん融資していた分が、すべて失われるわけですから。
つまり、借金というのはある意味「その人の信用度の証」なのです。
古代ローマのカエサルが、まだ一介の役人だった時代に、すでに「国家予算レベルの借金をしていた」という実話もあります。
これも「カエサルが偉大だったからできた」ことですが「たくさん借りている」というのは、ある意味「プラス評価」でもあるのです。
ただ、それが多数の業者に分散されている(多重債務)の場合は話は別。
「どの業者も、その人を信用していない」ということになります。
なので、「借入総額よりも借入件数が大事」ということなんですね。
(特にカエサルの話には、「借金とは何か」を考えさせられる部分があります)
1-3.クレジットカードの保有枚数は、少ない方が有利
これは「意外」というよりも「盲点」という部分です。
言われてみれば「確かに」と思うけど、普段はまったく意識しないというものですね。
クレジットカードをたくさん持っているということは、それを全部使って「借りるだけ借りて、逃亡する」ということができます。
もちろん、そんなつもりはないでしょう。
しかし「やろうと思えばできる」わけです。
貸金業は性悪説で成り立つ世界。
そのため「そういう可能性がある」なら、その人の信用度を下げます。
つまり、同じ年収・職業・借入残高でも「クレジットカードの枚数が多い」というだけで、評価を下げられてしまうんですね。
なので、要らないカードを解約して枚数を少なくするだけで、審査に申し込みやすくなるのです。
2.キャッシングの審査に落ちる原因・理由
2-1.同時・連続で申し込んでいる
これも、知らずについてやってしまうものです。
急ぎでお金が必要な時など「審査に落ちたら困る」と思って「念のため」に、他の業者に同時で申し込むわけですね(あるいは連続で)。
しかし、こうした「同時申込み」は審査に落ちる原因となります。
理由は「そういう人は危ない」からです。
自分の立場を忘れて、他人の目で見ればそうですよね。
クラスの中で、あなたに借金を頼みながら、同時に横の席の人にも「お前も貸してくれない?」などと言っている人を、誰が信用するのか…という話ですね。
だから「本来通るはずだった人」でも、「同時申込みをしたせいで落ちた」ということが、実は結構あるのです。
(もちろん、「何%が、この原因で落ちました」という数字が公表されているわけではありませんが)
同時でなく連続の申し込みは、まだマシです。
つまり「1社の結果が出てから、次の業者を受ける」という風ですね。
しかし、これも「2社まで」。
3社目からは「この人、2社も連続で落ちてる。危険人物だ」と思われてしまいます。
なので、3社受けてもどうせ受からないので、この場合はキャッシング以外の方法でお金を調達しましょう。
もしくは「独自審査」などの審査が緩い(代わりに高金利)の業者を申し込む…というのが最後の手段です。
(かなりの高金利なので、あまりおすすめはできませんが)
2-2.過去に返済に遅れたことがある
これは、落ちる理由としては当たり前なのですが、「返済に遅れたことを忘れている」という点で、見落としがちな理由です。
特に「これも記録されているの?」と思うことが、しっかり記録されています。
たとえばクレジットカードの支払いに1日遅れた…などですね。
私もJCBの支払いで何度か遅れていますが、カードの利用が一時停止される程度で、特に督促の電話やハガキは来ません。
(7日くらい遅れるとハガキが来ますが)
こうして督促されないと「大した事ないんだ」と思ってしまいます。
なので、それが信用情報に記録されているとも思わないでしょう。
実際「61日までの遅延は記録されない」という情報もありますが、実際には、何度か遅延していると、短い日数でも記録されるようです。
(この辺は、そのクレジット会社の方針や、その人の信用度にもよります)
…というわけで「記録されていないと思っていた、マイナス情報が記録されている」という点で、「意外と落ちる」理由になるわけです。
2-3.気付かずに、クレジットカードでトラブルを起こしたことがある
上の返済遅れもそうですが、クレジットカードは「知らずに起こしてしまうトラブル」がよくあります。
一番多いのが「カードの紛失」。
実は、これもマイナスの信用情報として記録されます。
カードを紛失するということは、当然他人に使われるリスクがあります。
そういう人を守るためには、高い限度額を与えてはいけません。
また、新しいカードローンの審査に通す場合も「この人、うちでもカードを落として、他人に使われるんじゃ…」と思ってしまいます。
なので、審査に通りにくくなるわけです。
こういうトラブルの対応は、クレジット会社やカードローン会社にとって、一円の得にもならない、はっきり言って「迷惑な仕事」です。
なので、カードの紛失は、実は立派な「マイナス履歴」なんですね。
その他、私の友人がやった失敗では「クレジットカードの未使用による強制解約」というのがあります。
つまり、申し込んで作ったものの、そのまま2年ほど使わずに放置し、強制解約されたというもの。
当時の彼は何とも思っていませんでしたが、後で「強制解約」はブラックリストに入ることを知り、実際、新規のクレジットカードの審査に落ちるようになり、それで初めて、事の重大さに気づきました。
…というような「落とし穴」が、特にクレジットカードの場合は多くあります。
これらもキャッシングの審査に落ちる理由になるので、ぜひ注意してください。
(友人はもう手遅れですが)
3.まとめ「極端な話、普通の人は普通に通る」
以上、いろいろ「特殊なケース」をいろいろ紹介してきましたが、これらはあくまで「特殊」です。
基本はやはり「年収・職業・借入状況」などの「ごく普通の要因」ですべて決まるのです。
マラソンの勝敗が「持久力」でほとんど決まるのと同じですね。
レースウェアなど、着ぐるみでも着てない限りは、さほど大きな違いはないのです。
(上の世界は別ですが)
というように、キャッシングの審査も「普通の生活をしている人は、普通に通る」もの。
別に正社員でなくてもフリーター・パートでかまいません。
「現時点で、さほど借金をしていない」というだけで、十分通るのです。
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