無利息期間とは「その期間の利子が、ゼロになる」というもの。
期間を過ぎても、払う必要はありません。
その期間分は、もう永遠に払わなくていいのです。

たとえば「30日間無利息」の場合、1ヶ月で完済しなくても、数ヶ月の完済でも十分お得です。
計算すると、5ヶ月で完済した時、ようやく銀行カードローンに追いつかれる、というレベルです。

（普通なら、銀行カードローンの方が、消費者金融より金利が安いです。無利息期間は、銀行ではなく消費者金融がやっています）

【目次】

1.「無利息期間」がある消費者金融は？
1-1.「30日間無利息」…プロミス・アコム・レイク
1-2.「1週間無利息」…ノーローン
1-3.「5万円まで180日間無利息」…レイク

2.「5ヶ月まで」に完済するなら、30日間無利息の業者が一番低金利
2-1.銀行カードローンと比較して計算してみる
2-2.「5万円まで」ならレイクが一番おすすめ

3.まとめ「さっさと完済すれば、どこでも変わらない」

1.「無利息期間」がある消費者金融は？

無利息の期間別に、下のようになっています。

• 30日間無利息…アコム・プロミス・レイク
• 1週間無利息…ノーローン
• 180日間無利息…レイク（5万円まで）

…という風です。
「SMBCモビット・アイフル」は無利息期間がありません。
（これが両社の数少ないデメリットと言われています）

1-1.「30日間無利息」…プロミス・アコム・レイク

これは「初回限定」です。
二度目の借り入れでは、30日間無利息は通じません。

金額は、基本いくらでもOK。
その人に与えられた限度額の範囲内で、すべて無利息になります。

特に申し込みなどは必要ありません。
初回の借り入れで、自動的に無利息が始まります。

プロミスの場合は「メアド登録」「WEB明細申し込み」という手続きをしますが、両方とも一瞬で終わるものです。
特にWEB明細については、自宅に明細が郵送されないように、誰もが普通はやるものです。

なので、実質プロミスでも手続きは不要ということ。
「30日間無利息って、手続きが面倒くさそう…」と思っている方は、安心してください。

1-2.「1週間無利息」…ノーローン

ノーローンの「1週間無利息」。
これは「何度でも可能」です。「初回だけ」ではありません。

つまり、今後も継続してキャッシングが必要になりそうな人、におすすめです。
お給料が安くて、毎月の家賃の支払いがギリギリ…というような方ですね。

給料日が来れば払えるけど、その数日前がいつもピンチ…という方に便利でしょう。

（もっとも、この場合は根本的に収入と支出の関係を見直す必要がありますが…）

1-3.「5万円まで180日間無利息」…レイク

レイクは「初回30日間無利息」だけでなく、こういうシステムでも無利息期間があります。

キャッシングする方のほとんどは、5万円程度の借り入れで足りることが多いです。
10万円の場合も多いですが、大体4分の1くらいの方は、5万円あれば、とりあえずOKということが多いでしょう。

そういう方にとって、一番便利な無利息期間です。
180日間あれば、誰でも5万円くらい完済できるはずなので、完全に利子を払わずに済むでしょう。

2.「5ヶ月まで」に完済するなら、30日間無利息の業者が一番低金利

30日間無利息について「1ヶ月で完済できるならお得です」と書いているサイトは多いです。
しかし、これは間違いです。

30日間無利息は「5ヶ月までの完済」ならお得です。
実際に計算してみましょう。

2-1.銀行カードローンと比較して計算してみる

30日間無利息は全部「消費者金融」がやっています。
消費者金融は「銀行カードローンより金利が高い」と言われています。

なので「何ヶ月で銀行カードローンに追いつかれるか」で計算してみましょう。
たとえば、「10万円を1ヶ月借りた場合の利子」は、それぞれ下のようになります。

• 消費者金融…1500円
• 銀行カードローン…1200円

で、30日間無利息の場合、最初の1ヶ月はこうなります。

• 消費者金融…0円
• 銀行カードローン…1200円

という風に「消費者金融の方が、1200円安い」ですね。
これが、月を追うごとに、下のように差が縮まっていきます。

• 1ヶ月…1200円
• 2ヶ月…900円
• 3ヶ月…600円
• 4ヶ月…300円
• 5ヶ月…0円

というように「5ヶ月で追いつかれる」ということがわかります。
逆に言えば「5ヶ月までは、消費者金融がお得」ということですね。

「いや、4ヶ月じゃない？」と思う方もいるかも知れません。
でも「0円」になるのは「5ヶ月まるまる経った場合」です。

「4ヶ月29日」までは消費者金融の方が得なので、この場合「5ヶ月」が正解です。
しかも、5ヶ月で返す予定でも、「もし早く返せたら得」ということを考えると、「5ヶ月までは、消費者金融を選ぶべき」となります。

2-2.「5万円まで」ならレイクが一番おすすめ

さらに「5万円まで」という少額の借り入れなら、レイクが一番おすすめです。
レイクは30日間無利息なので、上に書いた計算も適用できます。

そして、翌月の6ヶ月目でも、まだ5万円までは無利子なのです。
これも同様に計算して、大体1年くらいまでは、銀行カードローンよりも低金利でしょう。

（もっとも5万円くらい早く返せばいいのですが）

レイクに難点があるとしたら、プロミス・アコムよりも審査が厳しいということ。
審査通過率を比較すると、

• アコム…約48％（実質年率）
• プロミス…約40％
• レイク…約37％（実質年率）

…となっています。
審査通過率は時期によって大きく変動するので、あくまで目安ですが、大体このような感じです。

レイクは正式名称が「新生銀行カードローン・レイク」というくらいなので、一応「銀行カードローン」なのです。
そのため、消費者金融よりもやや審査が厳しいんですね。

3.まとめ「さっさと完済すれば、どこでも変わらない」

最後に身も蓋もないというか、一番大事なことを書くと「さっさと完済すれば、どこでも一緒」です。

これは誰もがわかっていることでしょう。
そんな「当たり前のこと」だけを書いても、「よく調べずに書いている」と思われそうなので、ここまでいろいろ計算や情報提供をしてきました。

しかし、これらの計算は、すべて枝葉のこと。キャッシングの鉄則は、

1. さっさと借りて、今の問題を解決する
2. 稼ぐ方法を、すぐに探す（日払いのアルバイトなど）
3. 普通に働いて完済する

…という3つに尽きるのです。
過去に多重債務者だった私の経験から言っても、これが全て。
そして、多くの人がこれをやっていません。

逆に言えば、この簡単なことだけやれば、借金などすぐに完済できるのです。

「借金など、無いのが当たり前」
「貯金がたくさんあるのが当たり前」

というマインドに、早く切り替わるようにしましょう。